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HFハイバンドのコンディション上昇に期待--本格的な「サイクル25」の到来か、久しぶりに太陽黒点相対数(SSN)の推定値が「100」を超える

2021年9月9日(木)、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT )「宇宙天気予報センター」が公表した太陽黒点相対数の推定値によると、久しぶりに「太陽黒点数(SSN=サンスポットナンバー)」が100を超え「115」を記録した。コンディション上昇によるHFハイバンドでのDX通信に期待が膨らむ。

 

 

直近1か月間の太陽黒点相対数(SSN)の推定値。SSNの上昇傾向が見られる。カッコの数値は太陽黒点相対数算出のために利用されている観測所の数(宇宙天気情報センターのWebサイトから)

 

 地球の電離層は、太陽黒点数の影響を受けると言われている。太陽黒点数が多いと、HFハイバンドを中心に電波がより遠くまで届くようになり、DX通信が楽しめるようになる。約9.5年から12年ほどの周期(サイクル)で訪れる太陽黒点数のピーク。すでに「サイクル25」が始まっている言われて久しいが、その実感がなかなかない。

 

 いまブームのデジタル文字通信の「FT8」などは、小さいな出力でDX通信がたのしめることから、海外でもオンエアーする局が多く、太陽黒点数はさほど気にならないからだろう。

 

 しかし今回、太陽黒点数が3桁(100越え)の「115」となったことから、CWモードはもちろん、SSBモードによるDX通信が楽しめる環境が整ってきた。それを物語るように、夕方から24MHz帯(12mバンド)でDX局の信号が聞こだした。21MHz帯(15mバンド)や28MHz帯(10mバンド)でも、朝の北米・南米、夕方からのヨーロッパ方面の信号に期待が膨らむ。

 

 

「太陽黒点情報 宇宙天気情報センター」のWebサイトに掲載された2021年9月9日(木)の太陽黒点映像(宇宙天気情報センターのWebサイトから)

 

 

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<「サイクル25」の太陽黒点数が上昇>太陽活動が活発に推移! コンディション良好でハイバンドDX通信に期待膨らむ

 

 

 

●関連リンク:
・宇宙天気情報センター
・太陽黒点(宇宙天気情報センター)

 

 

 

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