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打ち上げ後はアマチュア無線ビーコン信号をキャッチ--高知新聞、高知高専など10高専が開発した超小型衛星「KOSEN-1」の全国初!公開型受信局開設を報道

高知新聞の2021年9月14日付Webサイトによると、高知高専(高知工業高等専門学校)を含む10高専が開発した超小型衛星(キューブサット)の木星電波観測技術実証衛星「KOSEN-1」が、2021年10月1日に打ち上げられる予定であることから、同高専が高知県南国市と連携し、観測拠点となる受信局施設を同市の「海洋堂スペースファクトリーなんこく」に開設。宇宙研究を広く知ってもらうため、衛星の打ち上げ成功後は一般向けに観測体験会を開くなどを計画していることを紹介。またRSK山陽放送はニュース番組で「来月宇宙へ 高専生が人工衛星『KOSEN-1』を開発」と報道している。
※記事下の関連リンクから確認できますが、記事の公開期間が短いので早めの確認をおすすめします。

 

 

 

 

 報道によるとJAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)が2021年10月1日にイプシロンロケットで9基の人工衛星を打ち上げる予定で、その中の1つが高知高専と群馬高専を中心とする10高専(高知高専、群馬高専、徳山高専、香川高専、新居浜高専、明石高専、岐阜高専、鹿児島高専、米子高専、苫小牧高専)が開発した、木星電波観測技術を実証する超小型衛星「KOSEN-1」だ。

 

 高知県南国市の「海洋堂スペースファクトリーなんこく」に同市などの協力で開設した全国初の公開型受信局施設は、宇宙船のコックピットを模したガラス張りの仕様で、無線機器やモニターなどを配置して、建物の屋上には衛星からの電波をキャッチするアンテナが取り付けられているという。

 

 設置されているモニターには、各衛星の軌道や現在地をリアルタイム表示するほか、国際宇宙ステーション(ISS)のライブ映像なども見られるほか、「KOSEN-1」をはじめ海外の民間研究機関や大学などの衛星から送られてくるアマチュア無線の周波数を使ったビーコン信号が受信できる。

 

「KOSEN-1」のビーコン信号は435.525MHz(CW)で送られ、信号を解析すると衛星の温度や不具合など機器の状態が確認でき、条件さえそろえば1日3回の受信が可能だと伝えている。

 

 高知新聞の記事には「KOSEN-1」、完成した衛星受信局、衛星からの電波をキャッチするアンテナ群などが紹介されている。詳しくは記事下の関連リンクから確認してほしい。

 

 

 

●関連リンク:
・高専開発の人工衛星、南国市の海洋堂SFからリアルタイム観測 全国初、公開型受信局(高知新聞)
・来月宇宙へ 高専生が人工衛星「KOSEN-1」を開発【香川】(Yahoo!ニュース/RSK山陽放送)
・CUTE, KOSEN-1, TeikyoSat-4, Z-Sat(衛星通信入門)
・高知工業高等専門学校/KOSEN-1インタビュー(JAXA研究開発部門革新的衛星技術実証プログラム)
・高知高専・群馬高専を中心とする10高専による超小型衛星がJAXA革新的衛星技術実証2号機に搭載される実証テーマに選定されました(高知工業高等専門学校)
・海洋堂スペースファクトリーなんこく
・高知工業高等専門学校

 

 

 

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