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<3つの議題を審議>JARL、第57回理事会報告を会員専用ページに掲載

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、2021年11月20日(土)と21日(日)に連盟会議室およびWeb会議で第57回理事会を開催、その報告をWebサイトの会員専用ページで公開した。同理事会では「理事および監事の定数および推薦理事の人数について」「令和4年度地方本部費の配分について」「ワイヤレスネットワーク委員会からの中間答申について」の3議題が討議されたほか、協議事項と業務報告が行われた。同理事会報告の閲覧はJARL会員のみで、コールサインと登録したパスワードが必要となる。

 

 

 

 JARL Webの会員専用ページに掲載された第57回理事会報告によると、今回は次の3議題が審議された。その概要と要点を同報告からいくつか抜粋で紹介する。

 

<議題>
第1号議題:理事および監事の定数および推薦理事の人数について
第2号議題:令和4年度地方本部費の配分について
第3号議題:ワイヤレスネットワーク委員会からの中間答申について

 

◆第1号議案「理事および監事の定数および推薦理事の人数について」概要と要点
 令和4・5年度の理事・監事の定数および推薦理事の人数について、定数を理事17人(推薦理事2人含む)、監事2人とし、規則第26条第1項、第2項の推薦理事と監事の定数は各2人とすることを全員異議なく決定した。

 

◆第2号議案「令和4年度地方本部費の配分について」概要と要点
 令和4年度の地方本部費の配分と内示についてを決定する議題。新型コロナウイルスの影響で、 地方本部や支部における多くの行事が延期や中止になったため支出が減少し、地方本部費に多額の繰越金が計上された状況を考慮し、昨年度までの算出基準に対して案1(100%減)、案2(50%減)、案3(本年同様)の予算額で協議を行った。
 地方本部長から各支部長への意見集約の中には「支出減少により繰越金にて次年度の支部運営が可能」「繰越金を活用した減額予算で支部運営が可能」「会員と密着連携した支部運営のためにも慎重な予算策定を」「会員サービス等の維持のためにも例年同様の配分が必要」などの意見があった。
 例年どおりの業務執行を行い繰越金が増加していない支部もあることから、地方本部長と支部がコンセンサスを得た運営が必須で、各エリアの地方本部費全体にて支部との調整を図ることで、50%の予算でも地方本部や支部行事の開催、会員との連携に影響は少なく、収支均衡に向けた予算策定をとの結論が得られたことから賛否を諮り、案2(50%減)で全員異議なく承認した。

 

◆第3号議案「ワイヤレスネットワーク委員会からの中間答申について」概要と要点
 ワイヤレスネットワーク委員会が、第54回理事会で諮間された「レピータ局(デジタル方式)の通信方式」(※注:D-STAR以外の通信方式の導入検討)について検討し、第一次中間答申があったことが説明された。この中間答申では、D-STAR以外の通信方式導入を検討する上の論点が整理され、今後はメーカーとの協議や法的対応の必要性や進め方などが答申された。
 審議の結果、論点整理された問題点や課題について、継続してワイヤレスネットワーク委員会において検討を行い、今後の同委員会からの答申内容を踏まえ、理事会で協議することとし、技術的な観点よりD-STAR委員会へも諮問を行うことにした。

 

 

 議案以外の協議事項では「令和4年度連盟の行事予定について」「7MHz帯でのFT8による運用周波数について」「令和4年度地方本部・支部の会員増強企画募集について」「地方広域ハムフェア助成金申請手続きについて」「入会金無料キャンペーンの実施について」が話し合われ、業務報告として「放送法施行令の一部を改正する政令案等に関する意見募集について」「2022 IARU HF World Championshipコンテストへの参加と連盟本部局(HQ局)運用協力団体の公募について」「委員会等の開催について」などが報告された。

 

 このうち「7MHz帯でのFT8による運用周波数について」は、「2021年9月20日(月)から22日(水)まで開催された第18回IARU第3地域総会 (リモート会議)において審議された、第3地域バンドプランの改訂について協議が行われ、同総会において要請された7MHz帯でのFT8による運用周波数について協力して、周知活動を行っていくことで、全員異議なくこれを了承した」と書かれている。

 

 また「放送法施行令の一部を改正する政令案等に関する意見募集について」は、同法が原案通り改正された場合、無線局免許手続規則の改正も即日施行で実施され、アマチュア局を含む免許申請書の書式が変わり、旧様式が使えなくなることから『「この省令は、公布の日から施行する」とあり、この規則等の改正が即日施行されると周知期間の不足により、アマチュア無線家から改正前の様式で中請書が多く提出されることが想定されます。当連盟としましては、この規則等の見直しが行われた際には、アマチュア無線家への周知・広報に協力して参りたいと考えますが、アマチュア無線家へ申請書が新様式になったことの周知が行き届くまでの一定期間、訂正等により改正前の様式での手続きを可能とする猶予期間を設ける等の措置についてご配慮をいただきたくお願いいたします』という要旨の意見を提出したという。

 

 また業務報告の「委員会等の開催について」では、11月8日にアマチュア無線フェスティバル実行委員会(第1回)が開催され、ハムフェア2022の基本構想と、キャッチフレーズ(CQCQアマチュア無線! 世代を越えてコミュニケーション)などを検討したと記載されている。

 

 同理事会報告の詳細は、下記関連リンクのJARL会員専用ページ(要ID、パスワード)からPDF形式で閲覧できる。

 

 

 

●関連リンク:第57回理事会報告(JARL Web 会員専用ページ)

 

 

 

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