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<世界最小の月着陸船>日本の「OMOTENASHI」が月面にアマチュア無線の送信機を設置

世界最小の月着陸船である日本の「OMOTENASHI」は、UHF帯(430MHz帯アマチュアバンド)とXバンド(7~8GHz帯)の通信システムを備えている。早ければ2022年2月にNASAのSLSロケットで打ち上げられる予定だ。

 

 

「OMOTENASHI」CG (C)JAXA

 

 

「OMOTENASHI」は6U CubeSat(注:サイズ11×24×37cm、重量約12.6kg)でミッション期間は4~5日。名称は「Outstanding Moon exploration TEchnologiesdemonstrated by NAno Semi-Hard Impactor」の頭文字をとって命名された。日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)のアマチュア無線クラブ、JQ1ZVIの鳥居 航(わたる)氏は、「アマチュア無線家が宇宙船からのデータ収集に一役買うことができる」と述べた。

 

 探査機は月まで航行する「オービティングモジュール」と、月面に着陸する「サーフェスプローブ」という、独立した通信システムを持つ2つの分離可能なコンポーネントで構成されている。オービティングモジュールはUHF帯の437.31MHzでビーコンやデジタルテレメトリデータを送信する。サーフェスプローブは437.41MHzでデジタルテレメトリまたはFM変調による3軸加速度アナログ波(注:着陸時の加速度計の出力をもとにリアルタイムにFM変調をかける機能)を送信する。どちらも送信出力は1Wである。

 

「サーフェスプローブからの信号受信に成功すれば、月への衝突時の加速度データが得られ、着陸シーケンスの成功がわかる」と鳥居氏は説明する。「和歌山には、すでにアップリンクとダウンリンクが可能なEMEステーションがある。しかし日本から衛星が見えないときはダウンリンク信号が受信できない。そのため世界中のアマチュア無線家からの支援が必要になる」。

 

 オービティングモジュールのビーコンは437.31MHzのPSK31で送信される。サーフェスプローブのビーコンは、FM、PSK31、およびPCM-PSK/PMを使用して437.41MHzで送信される予定だ。(ARRLニュース12月9日 ※許可を受けて抄訳/(C)ARRL)

 

 

 

●関連リンク:
・World’s Smallest Moon Lander from Japan will Put Ham Radio Transmitter on the Moon(ARRL NEWS)
・OMOTENASHI(JAXA)
・OMOTENASHI Radio Info(JAXA Ham Radio Club)
・OMOTENASHI / EQUULEUSの通信システム(JAXA 宇宙科学研究所)
・世界最小の月着陸機 OMOTENASHI(JAXA 宇宙科学研究所)
・Twitter OMOTENASHI Project(@OMOTENASHI_JAXA)

 

 

 

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