WSJT開発グループは2022年1月3日(UTC)、FT8をはじめとするデジタルモードの通信用ソフトウェア「WSJT-X」のバグ修正版となるバージョン2.5.4の一般公開を開始した。リリースノートによると「標準ではないコールサインを使用している局との交信時に時々クラッシュする不具合」が修正されたという。
WSJT-Xは2021年9月27日に「WSJT-X 2.5.0正式版」が公開された後も、バグ修正版の「WSJT-X 2.5.1」から「WSJT-X 2.5.3」が順次公開。そして2022年1月3日にはバグ修正版では最も新しい「WSJT-X 2.5.4」が公開された。今回は標準的でないコールサインを使用している局との交信時にときおり発生していたクラッシュする事象が修正されているという。
前バージョンでは一部ユーザーから“コールサイン末尾に「/P」を付けている移動局との交信時にクラッシュする”というリポートが上がっていた。これが改善されたと推測される。
<WSJT-X 2.5.4における主な変更・修正点(リリースノートより)>
<参考:上記内容の日本語機械翻訳>
WSJT-X 2.5.4 2022年1月3日リリース
このリリースは、バグ修正版です。リリース2.5.3からの変更点は以下の通りです。
★WSJT-X:
・非標準のコールサインを使っている局と交信するときに時々クラッシュする不具合を修正。
★MAP65:
・MAP65の “Best-fit Delta phi “の解答をユーザーに表示できるようにした。
なお、もうひとつの著名なデジタル通信用ソフトウェア「JTDX」の最新版は、2022年1月1日に「JTDX 2.2.158」が公開されている。
●関連リンク:
・WSJT-X
・WSJT-X リリースノート
・WSJT-X 2.5.3 ユーザーガイド日本語訳(JA7UDE 大庭OMのブログ)
・JTDX
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