スマートホンのGPS機能を利用して、地図上に現在地のJCC/JCGナンバーや住所、グリッド・ロケーター(GL)、標高などの情報が得られるサービス「MyQTH.ga(通称「MyQTH」)」を、友部 実さん(JL1NIE/かわさきNE602)が開発し提供を開始。移動運用を楽しむ無線家を中心に話題になっている。アクセスするだけ(インターネットに接続していることが必須)で地図上に欲しい情報が表示されるので、便利で使いやすいと好評だ。
【追記:SOTA/POTA/JAFFアクティベータ向けに「MyACT.ga」を用意】
2022年2月13日(日)10時40分
MyQTH.gaを開発した友部さんが自身のブログを更新し、「SOTA/POTA/JAFFアクティベータの方へ」と題して、「SOTA/POTA/JAFFアクティベーターの方にはMyACT.gaを用意しました。自局のQTHと共にSOTAサミット・POTA/JAFFリファレンスが地図上に表示されます。アクティベーション先の検討やアクティベーション時の自局位置の確認にご利用ください」「これまでSOTA/POTA/JAFFがすべて統合されたオンライン地図がありませんでした。また自分の位置とアクティベーション先が一緒に表示されるので、POTAの公園エリア内にいるかすぐにわかります」と案内を行っている。
「SOTA/Summits On The Air(世界標準の山岳通信アワード)」「POTA/Parks on the Air(世界標準の公園通信アワード)」「JAFF/Japan Flora & Fauna(日本国内の国立公園、国定公園通信アワード)」において、アクティベーター(自らその場所でオンエアーする無線家)として移動運用を楽しんでいるみなさん、詳しくは記事下の関連リンク「MyQTHがわかるサービス(JL1NIE BLOG)」で確認してほしい。
移動運用などので「ここはどこの市区町村?」「JCC/JCGナンバーは?」といったことが簡単にチェックできるサービス「MyQTH.ga」が2022年2月9日にリリースされた。
開発者の友部さんは、山岳移動を楽しんでいるアマチュア無線家のお一人で、山岳解析ソフトやSOTA(Summits On The Air/世界標準山岳アワード)関係のソフトを独自に開発。「今回のシステムは、すでにSummit On The Air向けに提供していた『QTHロケータ』をSOTA以外の皆さんにも使いやすいように切り出したものです」と語ってくれた。
さらに「このシステムは、国土地理院のリバースジオコーダを使って携帯の位置座標から住所を特定しそれを元にJCC/JCGコードに変換しています。同名の市町村が多数あることから、データベースの整備に苦労しました。本システムのデータやプログラムはオープンソースとしてgithubで公開しております。ご自身でも様々なツールを開発しているJJ1BBY局に興味を持っていただき、データ整備にご協力いただけました」と開発の経緯を説明。
アプリのようにスマホへインストールする作業もなく、OS(基本ソフト)のバージョンアップなどによるアップデートも必要ない。アマチュア無線家向けに特化して現在地の情報が得られ、直感的でわかりやすい「MyQTH.ga」。貴局のスマホにURLアドレスをブックマークしておいてはいかがだろうか。
●関連リンク:
・MyQTHがわかるサービス(JL1NIE BLOG)
・MyQTH.ga
・その14 SOTAにチャレンジ(JL1NIEさんの楽しみ方)(FB NEWS)
・QTHロケータ(JL1NIE BLOG)
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