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<6mバンドはVKなどDX祭り! 好調なハイバンドコンディション>サンスポットナンバー(SSN)「100越え」の1週間を振り返る

「国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT )「宇宙天気予報センター」が公表した太陽黒点相対数の推定値を見ると、この1週間で「太陽黒点相対数(SSN=サンスポットナンバー)」の数値が急激に上昇! それを物語るようにハイバンドHFや50MHz帯のコンディションが好調だ。人気のFT8(デジタル文字通信)は微弱な電波でもDX通信が楽しめることから、6mバンドはVK(オーストラリア)をはじめとする南太平洋方面が連日入感、さらにJA6エリアなどではFR(レユニオン)や3B8(モーリシャス)といった珍局も入感した模様だ。また先週(3月26日~3月28日)開催された「2022 CQ World-Wide WPX Contest SSB」(2022年3月24日記事)では多くのDX局が参戦。HFハイバンドは賑わいをみせていた。

 

 

直近1か月間の太陽黒点相対数(SSN)の推定値。2022年3月28日(月)からSSNが100越えを記録。現在も良好な状況が続いているカッコの数値は太陽黒点相対数算出のために利用されている観測所の数(宇宙天気情報センターのWebサイトから)

3月29日夜(日本時間)太陽黒点数が125を記録した際のSolar Data/Propagationブログパーツ

 

 

 ここ数日、「太陽黒点相対数(SSN=サンスポットナンバー)」の数値が100を超え、ハイバンドHFや50MHz帯のDX通信を楽しむ無線家にとって、さらなるコンディション上昇に期待が膨らんでいる。

 

 それを物語るようにオープンする時間が早まり、21MHz帯や28MHz帯では午前中にSSBモードで北米局や南米局の信号が聞こえるようになった。また午後には太平洋が、16時ごろからヨーロッパ方面(ノルウェー、スウェーデン、ギリシャなど)が入感している。FT8ではSSB以上に良好な状態で、21/24/28MHz帯は15時過ぎから夜間にかけてヨーロッパやアフリカなど各方面が入感し活況を呈している。

 

 また50MHz帯のFT8では午後の早い時間帯からVK(オーストラリア)方面が連日のようにオープン。さらに3D2(フィジー)、FK(ニューカレドニア)、5W(サモア)といった南太平洋方面が入感する日もある。また6エリアなどでは夕方に3B8(モーリシャス)、夜間にFR(レユニオン)といった珍局の入感もリポートされている。日によっては中東方面やインド、ベトナムなどのオープンもあったようだ。

 

 サンスポットナンバーが太陽側のコンディション数値ならば、地球側の地磁気活動を表す「A-Index」や「K-Index」は概ね静穏でHF通信に適した状況が続いているが、まだまだバーチカルアンテナや出力10WレベルでDX QSOを堪能するのは難しい状況だ。

 

 

「太陽黒点情報 宇宙天気情報センター」のWebサイトに掲載された2022年3月31日(木)の太陽黒点映像(宇宙天気情報センターのWebサイトから)

 

 

 

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●関連リンク:
・宇宙天気情報センター
・太陽黒点(宇宙天気情報センター)

 

 

 

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