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<2022年のテーマは「アマチュア無線の社会貢献を祝う」>4月18日(月)、国際アマチュア無線連合(IARU)制定の「世界アマチュア無線の日」

毎年4月18日は、国際アマチュア無線連合(IARU)が制定した「世界アマチュア無線の日(World Amateur Radio Day/WARD)」。この日は、IARU加盟団体が“アマチュア無線の力”を広く一般に伝え、世界中のアマチュア無線家と友好を育むことを目的としている。2022年4月18日(月)で97周年を迎える。今回の記念日のテーマは「Celebrating Amateur Radio’s Contribution to Society(アマチュア無線の社会貢献を祝う)」だ。

 

 

IARUが制作した「世界アマチュア無線の日」記念ポスター

 

 今から97年前のこの日、フランスのパリにIARUが創設されたことを記念したもので、テーマは「Celebrating Amateur Radio’s Contribution to Society(アマチュア無線の社会貢献を祝う)」。TwitterやFacebookでハッシュタグ「#WorldAmateurRadioDay」でアマチュア無線の日の活動を広く伝えようと呼びかけている。

 

 アマチュア無線の先駆者たちは、「使い物にならない」と言われていた短波帯を開拓し、世界中と交信できることを証明した。無線通信の急速な普及で一時はアマチュア無線バンドが奪われる危機に直面したが、ARRLの共同創設者であるHiram Percy Maxim氏(1AW)ら、アマチュア無線のパイオニアたちが1925年にパリに集まり、世界中でアマチュア無線を支援するために、IARUを設立した。

 

 その2年後に行われた国際無線通信会議で、アマチュア無線は現在でも認められている160/80/40/20/10mのバンド割り当てを受けた。IARUは創立以降、アマチュア無線の周波数割り当てを守り、拡大するために不断の努力を重ねてきた。

 

 創設当時、IARUに加盟しているのは25の国と地域だったが、現在は世界の3つの地域に160の加盟団体を持つようになった。第1地域には、ヨーロッパ、アフリカ、中東、北アジアが含まれ、第2地域はアメリカ大陸をカバーし、第3地域はオーストラリア、ニュージーランド、太平洋諸島諸国、アジアの大部分で構成されている。国際電気通信連合(ITU)も、IARUをアマチュア無線の利益代表と認識している。

 

 ARRLニュースによると、「世界アマチュア無線の日には、すべてのアマチュア無線家が電波を通じて、世界中の無線家と友情を交わし、楽しみながらスキルアップに貢献しよう」と、ARRL広報・イノベーション担当のBob Inderbitzen氏(NQ1R)が語ったと伝えている。(ARRLニュース 4月8日 ※許可を得て抄訳転載/(C)ARRL )

 

 

米国・ウィスコンシン州ディアパークに住むAnne Frankさん(KD9LRD)が「世界アマチュア無線の日」のポスターに登場

 

 

 なお、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)では、東京・大塚のJARL本部からJARL中央局「JA1RL」の運用を予定している。「世界アマチュア無線」当日はは平日となるため、前日の4月17日(日)午前10時から夕刻まで、JA1RL運用委員会によりHFから430MHz帯での運用を行う計画が進められている。

 

 

 

●関連リンク:
・World Amateur Radio Day is April 18(ARRL NEWS)
・2022 World Amateur Radio Day is April 18(ARRL)
・World Amateur Radio Day(IARU)

 

 

 

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