アイコム株式会社の公式Twitterアカウントは、2022年8月20日の午前10時10分(日本時間)から、「ハムフェア2022」の同社ブースおよびYouTubeで、“新製品に関するプロモーションビデオ”を同時公開することを8月1日に発表した。これが同社が開発中の2.4/5.6GHz帯トランシーバー「SHF-P1」の正式発表を意味するのか、あるいは別の新製品発表なのか現時点では判明していない。Twitterで公開された画像には「You’ll be Very surprised.」(あなたはきっと、とても驚くでしょう)という意味深なキャッチフレーズが書かれている。
<追記 8月18日 18時50分>アイコム株式会社は先ほど、この発表が同社SHFプロジェクト「SHF-P1」の製品版のお披露目であることを告知。会場およびYouTubeチャンネルでのプロモーションビデオ公開は8月20日(土)の10時10分(日本時間)からとアナウンスした。
アイコムの告知が何を意味するのか、公式Twitterアカウントが公開した画像を(勝手に)分析してみよう。
まず気になるのは「You’ll be Very surprised.」の“V”の文字が太く強調されている点だ。発表する新機種のヒントが隠されているのかもしれない。
そして画像内には無線機の側面と思われる写真が2枚(左側面、右側面)掲載されている。一見すると同社のHF~430MHz帯ポータブル機「IC-705」に似ているが、並んでいる端子類がまったく異なっている。防滴用のゴムカバーも取り付けられていないようだ。
公開された画像を拡大・回転し画像加工で見やすくしてみると、左側面はフロントパネルに近い側に「ELEC-KEY」「EXT-SP」「MIC-SP」、奥側に「AV-IN」「AV-OUT」「SEND」という端子があることが読み取れる。
また右側面はUSB Type-Cと思われる端子のほか、「SD CARD」スロット(micro SDではないようだ)と「LAN」端子が確認できる。しかしIC-705ならここにあるはずのアンテナ端子(BNC)は見当たらなかった。アンテナ直下のRFモジュール部分とLANケーブルで接続する2.4/5.6GHz帯トランシーバー「SHF-P1」の操作部なのだろうか?
アマチュア無線機としては珍しい「AV-IN」「AV-OUT」という端子があることや、「You’ll be Very surprised.」の“V”の文字が太く強調されていることから、アマチュアバンドで「ビデオ通信」(デジタルATV?)が可能なトランシーバーなのかもしれない。フロントパネルの液晶ディスプレイに映像が表示できたら楽しそうだ。仮にこれが2.4/5.6GHz帯トランシーバー「SHF-P1」に関する発表だったとしても、SSB/CW/FM/D-STAR(DD/DV)に加えて本格的なビデオ通信が楽しめるなら、大きな話題となることだろう。
8月20日、「ハムフェア2022」初日のアイコムブースと、同社のYouTubeチャンネルでの発表を楽しみにしておきたい。
アイコムは「ハムフェア2019」の開催前にも意味深な告知をしていた…
<37年ぶりのポータブル機か、それともIC-703後継機??>アイコム、「ハムフェア2019」会場で“新製品サプライズ発表”か?(2019年8月22日掲載)
<製品テーマは「Be Powerful!」>アイコム、「ハムフェア2019」会場で新製品を“もう1機種”サプライズ発表か?(2019年8月28日掲載)
なお、「アイコム株式会社」のブース番号「C-02」は、「【ハムフェア2022】<企業、クラブなど162団体が参加>事前にチェック! JARL、『ハムフェア2022』会場内のブース配置図(小間割り)を発表」の既存記事(2022年7月18日記事)で場所の確認ができる。
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●関連リンク:
・You’ll be Very surprised(8月1日 アイコム公式Twitterアカウント)
・アイコム新製品紹介ビデオ(YouTube)
・アイコム公式Twitterアカウント
・アイコムホームページ
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