hamlife.jp(ハムライフ・ドット・ジェーピー)

注目キーワード:

hamlife.jp > 特集/企画/連載 > 特集 > ハムフェア2022 > 【ハムフェア2022】<ファームアップで対応予定>アイコム、IC-705に「DVレピータモニター機能」の搭載を計画中


【ハムフェア2022】<ファームアップで対応予定>アイコム、IC-705に「DVレピータモニター機能」の搭載を計画中

アイコム株式会社は2022年8月20日、HF~430MHz帯のオールモードポータブル機「IC-705」に、インターネットで接続されている全国のD-STARレピータ局(エリア越えのレピータ局)の通信が一定条件下でモニター可能になる「DVレピータモニター機能」を新たに搭載する予定であることを「ハムフェア2022」の同社ブースで発表した。同社によるとファームウェアの無償アップデートでの機能追加を考えているという。

 

 

 

 

 現在市販されているD-STAR(DVモード)の無線機単体では、自局へ電波が届かない遠距離にあるD-STARレピータ局の交信を常時モニターすることは不可能だ。そのため最寄りのレピータ局からエリアCQ(ゲート越えのCQ)を出す場合など、相手先のレピータ局の様子がわからず、結果的に他局の使用中に割り込んでしまうケースもある。
 希望するD-STARレピータ局をモニターする手段としては、Raspberry Piを使った「dmonitor」を用いる方法があるが、導入にややハードルの高さを感じる向きもあるようだ。

 

 今回アイコムが発表した、IC-705の「DVレピータモニター機能」は、この問題を解決し、エリアCQ先のレピータ局を一定時間(10/20/30分のいずれか)モニターできるというもの。特別な装置の接続は不要で(インターネット回線への接続は必要)、IC-705のファームウェアのアップデート(無償)で対応予定という。

 

 

IC-705のDVレピータモニター機能で、インターネットを介して「ハムフェア臨時430-A」局をモニター中(実際にQSO中の音声が出ている状態)の画面

 

 

 アイコムの発表は下記の通り。

 


 

DVレピータモニター、D-STARはより快適に!
~IC-705に搭載予定~

 

★エリアCQ先のレピータのモニターが可能

 

★ターミナルモードでも[TO]側レピータのモニターが可能

 

★[TO]側レピータのモニターが可能な場合は、アイコンで表示

 

★[TO]側レピータをモニターする時は、Multiダイヤルで操作可能

 

★ファームアップで対応

 


 

アイコムブースのIC-705「DVレピータモニター機能」案内コーナー。ロボットを介して大阪本社の技術スタッフに質問を行うことも可能

 

 なお同社のスタッフによると、IC-705以外の機種(IC-9700など)への対応は「今のところ未定」という説明だった。

 

 

 

 

 

 

 

●関連リンク:
・IC-705 ※8月20日現在、DVレピータモニター機能は未掲載(アイコム)
・はじめよう、楽しもう、D-STAR(アイコム)

 

 

 

●いったん広告です:

レビュー評価高い Amazonベーシック アルカリ乾電池 単3形20個パック

充電式ニッケル水素電池 単3形8個セット (最小容量1900mAh、約1000回使用可能)