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<停電時にも使用可能、24時間運用開始>「スカイタワー西東京」(東京都西東京市)の151m地点に特小レピータ設置

東京都西東京市にある高さ195mの電波塔「スカイタワー西東京」の151m地点に、このほど440/421MHz帯の特定小電力レピータ(10mW出力)が設置され、24時間運用が始まった。停電時や電気設備点検などによる停電時でも運用継続できる電源系統に接続しているので、防災用にも幅広く使用できる特徴があるという。設置者は「どなたでもご自由にお使いいただきたいと思います」と述べている。

 

 

こちらの記事も参考に↓(2022年9月29日掲載)
<「スカイタワー西東京」に特小レピータ設置>アマチュア無線番組「QRL」、第541回放送をポッドキャストで公開

 

 

「スカイタワー西東京」の151m地点に設置された特小レピータ(写真:JK1MIG 鈴木氏提供)

 

 

 スカイタワー西東京は、アマチュア無線のラジオ番組「QRL」を毎週オンエアしているFM西東京の送信所としても知られている。今年8月の「ハムフェア2022」会場には同番組がブースを出展。その際に「特定小電力無線 西東京レピータ 今秋開設予定」という掲示を出し、ライセンスフリー無線の愛好者(フリラー)からも注目された。その後9月22日には、同番組の中でMCのJK1MIG 鈴木氏が「まもなく特小レピータ設置を設置します」という案内を行い、運用開始が期待されていた。

 

特小レピータが設置された「スカイタワー西東京」。FM西東京を放送している195mの電波塔だ

 

 鈴木氏によると、このほど設置された特小レピータはアルインコ製で、スカイタワー西東京の地上高151m地点に取り付けられた。「簡単にエリアを確認しましたけど、近場はまずまずでした。アマチュア用とは異なり10mW出力ですので、エリアはなかなか面白いですね。鉄塔の構造物の関係から、足元よりも少し離れるとSが上がったりなど、いろいろあります。ただ鉄塔の構造から、どうしてもケラれる方向もありまして、なかなか広くエリアが取れないのが難点です」と同氏からhamlife.jpにメッセージがあった。

 

 この特小レピータは24時間運用。「災害による停電時や、電気設備点検などによる停電時でも運用継続できる電源系統に接続していますので、防災用等幅広くお使いいただけるかと思っています」ということで、「もちろん、どなたでもお使いいただきたいと思います」と案内している。

 

 周波数などアクセスに必要な情報は次のとおり。

 

・周波数:アップリンク 440.3500MHz / ダウンリンク 421.9000MHz(レジャー用レピータ8ch)

 

・チャンネル表示(メーカーにより表記が異なる):
 アルインコ→「3-A L17」
 八重洲無線→「中継 17」
 アイコム→「RPT 26」
 JVCケンウッド→「中継 h8」

 

・グループ番号(トーンスケルチ番号):「17」(アルインコ製特小のグループトーク機能の場合)

 

 つまり、アルインコの特小(中継通話対応機種)の場合は「3-A L17-17」または「L17-17」という表示にすればアクセスOKのようだ。

 

 なお今後だが「取り付け位置はこれからエリア調査をしながら、可能な範囲で微調整させてみたいと思います。また今後は、近辺の山からのアクセスなども試してみたいと思います」ということなので、期待していきたい。

 

 スカイタワー西東京アマチュア無線クラブ(JO1YCW)のTwitterアカウントでは「特小西東京レピーターは地上高151mに設置しておりますが、タワー構造及び他の通信設備機器との関係で、タワーの真北~北西方向からのアクセスが難しいかもしれません。その他は遠方でもタワーが目視できる場所からはアクセスが可能です。山岳移動される局からのアクセスもお待ちしております」とアナウンスしている。

 

 

●関連リンク:
・QRL For Amateur Radio Station 第541回放送
・スカイタワー西東京
・スカイタワー西東京(Googleマップ)
・スカイタワー西東京 アマチュア無線クラブ(Twitter)

 

 

 

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