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<懐かしいアマチュア無線機が多数登場、このチャンスに見よう!>アニメーション映画「君の名は。」、10月28日(金)21時から日本テレビ系で放送

2016年8月に東宝系で公開されたアニメーション映画「君の名は。」(原作・監督・脚本:新海 誠)。国内興行収入は250億円を突破、日本映画史上では歴代2位(当時)を記録する大ヒットとなった。この映画が、11月11日に公開される新海誠監督の最新作映画「すずめの戸締まり」を記念して、2022年10月28日(金)の21時から日本テレビ系の地上波「金曜ロードショー」で久しぶりに地上波放送される。ストーリーの途中で懐かしいアマチュア無線機が多数登場するシーンがあるので注目しよう。

 

 

日本テレビ「金曜ロードショー」番組案内ページより((c)2016「君の名は。」製作委員会)

 

 

「君の名は。」は2016年8月に公開されたアニメーション映画だ。OMハム諸氏は1952(昭和27)年からNHKのラジオドラマで放送され、1953年に松竹で映画化された菊田一夫の脚本(忘却とは忘れ去ることなり、真知子巻き、数寄屋橋での待ち合わせ、会えそうで会えないすれ違い、放送が始まると銭湯の女湯がからっぽに…等のエピソードが有名)を連想するかもしれないが、それはタイトルの最後に句読点がない「君の名は」という作品なので誤解しないでいただきたい(hi)。

 

空前の大ヒットとなった「君の名は。」。DVDやBD、小説などの関連商品も多数発売されているほか、映画で登場する土地のモデルと考えられる場所への訪問(いわゆる「聖地巡礼」)も流行した

 

 

 金曜ロードショーが公表している「君の名は。」のあらすじは次のとおり。

 


 

『千年ぶりとなる彗星の来訪を一か月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。小さく狭い町で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れを強くするばかり。

 

「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!!!」
そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。見覚えのない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。一方、東京で暮らす男子高校生、瀧も、奇妙な夢を見た。行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。繰り返される不思議な夢。そして、明らかに抜け落ちている、記憶と時間。二人は気付く。

 

「私/俺たち、入れ替わってる!?」
いく度も入れ替わる身体とその生活に戸惑いながらも、現実を少しずつ受け止める瀧と三葉。残されたお互いのメモを通して、時にケンカし、時に相手の人生を楽しみながら、状況を乗り切っていく。しかし、気持ちが打ち解けてきた矢先、突然入れ替わりが途切れてしまう。入れ替わりながら、同時に自分たちが特別に繋がっていたことに気付いた瀧は、三葉に会いに行こうと決心する。

 

「まだ会ったことのない君を、これから俺は探しに行く。」
辿り着いた先には、意外な真実が待ち受けていた……。
出会うことのない二人の出逢い。運命の歯車が、いま動き出す』

 


 

 主人公の2人は、ある“迫り来る危機”を防ぐために時空を超えて活躍することになるのだが、ストーリーの後半、三葉が高校の部室(元はアマチュア無線部室でもあったが、廃部のため閉鎖されている)の中でクラスメートと危機から免れる方法を相談するシーンでは、TS-520S+VFO-520などアマチュア無線機が多数見られる。部室のシーンは約2分間あるものの、室内が俯瞰で映るのは短いため、見逃さないように位置関係をイラストで示しておこう。

 

 

高校の部室(元はアマチュア無線部室でもあったが現在は廃部により閉鎖中)でクラスメートと危機を防ぐ相談をするシーンにはアマチュア無線機が多数映り込む。注目してほしいのはラックと机の上だ(検証イラスト:横山公一/画)

 

 hamlife.jpがラックに設置されているアマチュア無線機を独自に検証したところ、トリオのTS-900、TR-5000+VFO-10、八重洲無線のFLDX400+FV-401、YO-100、FC-757ATなど、下記イラストのような機種が確認できた。過去の再放送でも、一部は機種名の完全な特定ができていないので、ぜひ録画して割り出しに挑戦していただきたい。

 

 

hamlife.jpが独自検証した、元部室のラックにあったアマチュア無線機。一部は完全な特定に至っていないため、ぜひ割り出しに挑戦していただきたい(検証イラスト:横山公一/画)

 

 またネタバレになるので詳しくは言及しないが、防災無線の「重畳周波数(起動用のトーン周波数)」に関するセリフも部室シーンの直前に登場するので注目してほしい。

 

 ラックやテーブルに置かれたアマチュア無線機の細密な描写や、防災無線の重畳周波数に注目したストーリーなどから、hamlife.jpでは「新海監督はアマチュア無線の資格を持っていたり、業務無線の傍受を楽しんだ経験があるのでは?」と考え、同監督の所属会社に問い合わせを行った結果、次のような回答を得ることができた。残念ながらアマチュア無線の資格は持っていないそうだ。

 


 

「新海監督自身は無線技士の資格もなく、無線の傍受にもあまり興味を持ったことはありません。『君の名は。』のシナリオを書くにあたり、作品に必要なものとして成り立たせるために、監督なりに調べたのみです。ですので、アマチュア無線をやってる方から、資格を持ってるかのように見えたのなら、それは作品として説得力のあるものにできた、ということですので嬉しく思います」(コミックス・ウェーブ・フィルム 担当者)

 


 

 また一部で「原作の小説には、主人公のクラスメートが雑誌“ラジオライフ”を読んでいるシーンがある」という情報が流れているが、新海監督自身が書いた原作小説には「ラジオライフ」誌の名前は登場せず、別の作者による外伝小説(「君の名は。Another Side:Earthbound」)の中で誌名が登場するようだ。映画の中でも同誌に関するシーンは見られない。

 

 

 

 

 

 

●関連リンク:
・作品ラインアップ「君の名は。」(日本テレビ/金曜ロードショーシネマクラブ)
・来週放送『君の名は。』にて新海誠監督最新作『すずめの戸締まり』本編冒頭12分独占初公開!(日本テレビ/金曜ロードシネマクラブ)
・映画「君の名は。」公式サイト
・映画「天気の子」公式サイト
・君の名は。 聖地巡礼トラベルガイド(Wikitravel)

 

 

 

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