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<4つの議題を審議、「ハムフェア2023」の開催日決定>JARL、第63回理事会報告を会員専用ページに掲載

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、2022年11月19日(土)と20日(日)に連盟会議室で第63回理事会を開催、その報告をWebサイトの会員専用ページで公開した。今回の理事会では「令和5年度地方本部費の配分について」「コンテスト規約の一部改正について」「理事からの提案について(安孫子理事)」「理事からの提案について(松田理事)」という4つの議題が審議されたほか、協議事項と業務報告が行われた。同理事会報告の閲覧はJARL会員のみで、コールサインと登録したパスワードが必要となる。

 

 

 

 JARL Webの会員専用ページに掲載された第63回理事会報告によると、今回は次の4議題が審議された。その概要と要点を同報告からいくつか抜粋で紹介する。

 

<議題>
第1号議題 令和5年度地方本部費の配分について
第2号議題 コンテスト規約の一部改正について
第3号議題 理事からの提案について(安孫子理事)
第4号議題 理事からの提案について(松田理事)

 

 

◆第1号議案「令和5年度地方本部費の配分について」概要と要点
 令和5年度の地方本部費の内示について、一昨年度より新型コロナウイルスの影響で、地方本部や支部の多くの行事が延期や中止となり支出が減少、地方本部費で多額の繰越金が計上された状況を考慮し、一昨年度までの算出基準に対して案1(50%減)、案2(削減なし)の予算額で協議。審議を行い費否を諮った結果、案2(削減なし)で出席理事全員異議なく承認された。

 

◆第2号議案「コンテスト規約の一部改正について」概要と要点
 コンテスト委員会から答申された「コンテスト規約の一部改正」について審議。ALL ASIAN DXコンテストに関する意見募集をもとにした改正案のほか、全コンテストの各規約の一部改正案で、審議では「昨今のジェンダー問題や個人情報保護については注意が必要であるためコンテストにおいても配慮が必要」「現状のアマチュア無線に沿ったルールにさらに検討・改正が必要ではないか」「理事の意見を委員会にもフイードバックを」「DXコンテストについてだけではなく連盟主催コンテスト全体をみて判断が必要」「委員会からの答申については承認し今後ブラッシュアップを図っていくべき」などの意見が出た。賛否を諮り賛成9名、反対6名で原案どおり承認された。

 

◆第3号議案「理事からの提案について(安孫子理事)」概要と要点
 安孫子理事から出された「体験局・ニューカマー支援委員会」「法務委員会」「財務改善委員会」「新企画検討委員会」の新設と「電子QSL委員会」を廃し「QSL問題対策委員会」を設置する提案を審議。
「対象とする検討課題は新たに委員会を設置するまでもなく現在設置されている各委員会等で十分に対応可能である」「体験局に関するノウハウを共有してアマチュア無線家を増やし会員増強につなげるべきではないか」「総務省の意見募集(11月16日付)で画期的な制度改正案が示されたので JARLが変わる機会とすべきである」など幅広い意見も出され十分に審議を行った上で賛否を諮り、賛成6名、反対10名で否決された。

 

◆第4号議案「理事からの提案について(松田理事)」概要と要
 松田理事が提案した「(1)社員の地位の件(定款改正)」「(2)社員総会議事運営規程の改正の件」の2つを審議。
(1)は、社員がアマチュア無線局免許を失効させた場合の判断をより明確にするための定款第10条改正の提案で、「現状の運用のなかで社員が持つすべてのアマチュア無線局を対象として、提案と同じように既に対応しているため定款の変更までは必要ない」「誤解や問い合せをなくすため定款で明確にするべきである」などの意見があり、賛否を諮った結果、賛成7名、反対9名で否決された。

 

(2)は社員総会の議決において賛成、反対、保留、白票をすべて計数し記録することを社員総会議事運営規程に明記することの提案で、「第11回社員総会での賛成票のみ集計した計数方法は間題がないことを顧間弁護士に確認のうえ行っている」「決議事項が多い場合に全票計数とすると膨大な時間を要する」「集計方法は議長権限として合理的かつ柔軟に判断できる」「賛成が過半数であるかどうか議案ごとに確認を行っている」「可否同数となる場合も考慮し規程に明記した方がよい」などの意見があり、賛否を諮った結果、賛成5名、反対11名で否決された。

 

 続いて議事終了後の協議事項、業務報告から抜粋する。

 

◆第11回定時社員総会で出された要望・意見等について
 第11回定時社員総会で出された要望・意見等について対応状況などの報告と協議。正員の局免許調査は選挙が行われる年の前年に定期的に実施することを確認。ガイダンス局の無線機更新は、機器の見積を行い予算規模を調査する。創立100周年記念事業は会員増強組織強化委員会で検討を進めてはとの意見が出された。

 

◆「ハムフェア2022」の結果について
 令和4年8月20~21日開催のアマチュア無線フェスティバル(ハムフェア2022)の開催結果を報告。2023年のハムフェアは令和5年8月19日~20日の2日間、本年と同会場である東京ビッグサイト南3 ・4ホールでの開催を予定していると報告。

 

◆社員の欠員補充について
 関東地方本部区域選出の社員、JFIDIJ 渡辺雅己氏の局免許が一時的に失効し社員資格を喪失したため、同氏から社員を辞退する旨の申し出があり、令和4年10月18日~24日に文書開催された選挙管理会に報告の上、選挙規程第26条第1項の定めにより、同区域社員選挙次点者(JR1GDR 関 義則氏)を繰り上げ補充とし、補充者へ通知することとした。

 

 

 同理事会報告の詳細は、下記関連リンクのJARL会員専用ページ(要ID、パスワード)からPDF形式で閲覧できる。

 

 

 

●関連リンク:第63回理事会報告(JARL Web 会員専用ページ)

 

 

 

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