2023年1月5日、総務省は2022年11月末のアマチュア無線局数を公表した。それによると前回の2022年10月末のデータから1か月間で960局減少し、373,220局となった。コロナ禍の影響でお家時間が増えたことなどもあり、緩やかだったアマチュア局の減少スピードが再び悪化。対前月比で見ると3か月連続で減少数が上昇している。▲1,000局/月に迫る勢いだ。
アマチュア局は、1995年3月末に過去最高の136万4,316局を記録したピークから増減を繰り返し、ピーク後に最高となった2016年4月末の43万6,389局から、現在も“ピーク後最低局数”を更新し続けている。ピーク後に最高となった43万6,389局から80か月間で63,169局減少した。
●2022年11月末、アマチュア局の各エリア(管内)局数内訳
・1エリア(関東管内): 110,070局(110,072局)
・2エリア(東海管内): 47,737局(47,921局)
・3エリア(近畿管内): 45,267局(45,426局)
・4アリア(中国管内): 22,460局(22,546局)
・5エリア(四国管内): 17,265局(17,376局)
・6エリア(九州管内): 31,079局(31,177局)
・7エリア(東北管内): 38,974局(39,113局)
・8エリア(北海道管内):34,026局(34,138局)
・9エリア(北陸管内): 8,986局(8,993局)
・0エリア(信越管内): 15,189局(15,249局)
・6エリア(沖縄管内): 2,167局(2,169局)
※カッコ内の数字は2022年10月末の局数を表す
パーソナル無線局は、沖縄総合通信事務所管内が2020年7月末のデータから0局、北陸総合通信局管内が2020年12月末のデータから0局、四国総合通信局管内が2021年6月末のデータから0局、近畿総合通信局管内が2021年7月末のデータから0局、中国総合通信局管内と北海道総合通信局が2021年8月末のデータから0局、九州総合通信局管内、東北総合通信局管内、信越総合通信局管内が2021年10月末のデータから0局となり、それぞれの管内からパーソナル無線局は消滅。
さらに、2021年11月末の時点では関東総合通信局管内と東海総合通信局管内の各1局が残っていたが、今回のデータでは0局になっている。最後の1局(関東管内)の免許有効期限が昨年(2021年)の12月19日までだったので、12月20日をもって「パーソナル無線」は完全に消滅しまっている。
●関連リンク:
・無線局統計情報(総務省)
・残数6:パーソナル無線(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・Internet Explorer上でExcelファイルを開いた場合に発生する事象について(総務省)
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