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【速報】<1年ぶりの新バージョン>「WSJT-X 2.6.0正式版」がリリース

WSJT開発グループは日本時間で2023年1月7日早朝、FT8をはじめとするデジタルモードの通信用ソフトウェア「WSJT-X」のバージョン2.6.0正式版(GA版=General Availability)の一般公開を開始した。正式版の新バージョン公開は1年ぶりとなる。今回からWSJT公式サイトおよびソフトウェアのダウンロード先が変更になっているので注意が必要だ。

 

記事掲載後、WSJT-Xは2023年1月17日(日本時間)にバグ修正版「WSJT-X2.6.1」を公開
<1月7日に公開された「WSJT-X 2.6.0正式版」のバグを修正>WSJT-Xの新バージョン「2.6.1」がリリース

 

 

 

 

 WSJT-Xの正式版(GA版)は2022年1月3日に公開された「WSJT-X 2.5.4」以来1年ぶりとなる。開発チームは2022年夏以降、新バージョンの候補(RC)版「WSJT-X 2.6.0-rc1」から「WSJT-X 2.6.0-rc5」までを順次公開し、機能の細かい追加・修正を重ねてきた。同チームは今回公開の「WSJT-X 2.6.0正式版」特徴と「WSJT-X 2.6.0-rc5」からの変更・修正点をリリースノートで案内している。

 

 

<WSJT-X 2.6.0正式版における主な変更・修正点(リリースノートより)>

 


 

<参考:上記内容の日本語機械翻訳>

 

 WSJT-X 2.6.0は、バージョン2.5.4以来のGA(General Availability)リリースとなります。主な機能強化は以下の通りです。

 

・FT4、FT8、JT65、MSK144、Q65、FT8 Houndモード用のメイン画面にモード選択ボタンを追加

 

・ARRL International Digital Contestに対応

 

・FT8とQ65モードの性能向上

 

・EME Echoモードの新機能(較正済みSNRレポートを含む)

 

・Fox運用者のためのいくつかの新しい便利な機能追加

 

・モードごとの推奨周波数にセーブ/リストア機能、自分の好みおよび有効期限による変更機能

 

・コンテストログの表示機能を改善

 

・FST4およびFST4WモードのSNR推定値の較正改善

 

★その他、2.6.0-rc5からの機能強化やバグフィックスは以下の通りです。

 

・PSKレポーターのスポッティングが、4GHz以上の周波数でも可能になりました。これは、例えばQO-100に必要です。

 

・メインウィンドウの最小幅がさらに縮小。小さなサイズは記憶され、適切に復元されるようになりました。

 

・Fox運用のさらなる改善。

 

・運用開始後数時間で「Start new period decodes at top(最新のデコードを上に表示)」が機能しなくなるという長年の不具合を修正。

 

・ある特定の場所で<…>を含むメッセージをダブルクリックするとクラッシュすることがある不具合を修正しました。

 

・HRDとの連携時、リグの初期化が正しく行われなくなる不具合を修正しました。

 

・スプリット運用オプションをよりわかりやすくするためのツールチップを表示可能に。

 

・ローカルコンテストやQSOパーティに使用できるコンテストナンバーをFT Roundupにオプションで追加。

 

・個々のコンテスト名をつけてCQを出せるオプションを追加。

 

・いくつかのARRLセクションの略語を更新しました。

 

※WSJT-Xバージョン2.5.4からの変更点の詳細については、必ず2.6.0-rc1からrc5までのリリースノートの項をお読みください。

 


 

 なお今回公開された WSJT-X2.6.0 GA版には、デジタルモード「Q65」の運用に必要な「時間の切り替え窓(15/30/60/120)」が存在しないという不具合が確認されている。
 これについて開発者のK1JT ジョゼフ・テイラー博士は掲示板で「This bug was found and corrected on December 28, but unfortunately the correction never made it into the master code branch. This bug will likely affect a relatively small number of WSJT-X users, but we will issue a corrected version 2.6.1 in a short time.」と述べていることから、近くバグ修正版の「WSJT-X2.6.1」が登場する模様だ。

 

記事掲載後、WSJT-Xは2023年1月17日(日本時間)にバグ修正版「WSJT-X2.6.1」を公開
<1月7日に公開された「WSJT-X 2.6.0正式版」のバグを修正>WSJT-Xの新バージョン「2.6.1」がリリース

 

 

 もうひとつの著名なデジタル通信用ソフトウェア「JTDX」の最新版は、2022年3月2日に「JTDX 2.2.159」が公開されている。

 

 

 

●関連リンク:
・WSJT-X
・WSJT-X リリースノート
・WSJT-X 2.6.0 ユーザーガイド
・WSJT-X 2.6.0-rc2 ユーザーガイドの日本語訳 PDF(JA7UDE 大庭氏のブログ=2022年8月13日公開)
・WSJT-X 2.6.0 正式版が公開されました(JA7UDE 大庭氏のブログ)
・WSJT-X 2.6.0 GA Release(WSJTX.Groups.io 掲示板)
・JTDX

 

 

 

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