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<再割当ての関係で1位は4年連続「JJ1」、2位は「JK1」>本林氏(JJ1WTL)、ブログで国内個人局の「雑魚プリフィックスランキング 2022年末」を発表

日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林良太氏が、2022年1月4日時点の「総務省無線局等情報検索」のデータを用いて、国内におけるアマチュア個人局のコールサインの数でみたプリフィックスごとの免許局数の多さを調査。その結果を、毎年恒例となっている本林氏命名による「雑魚プリフィクスランキング 2022年末」を同氏のブログで公表した。1位は4年連続で「JJ1」、2位は現在再割当てが進んでいる「JK1」、それ以降は「JP7」「JP3」「JM8」「JI1」「JE6」…と続く。これはプリフィックスの再割り当ての影響が大きく、「JJ1」の次に再割り当てが進んでいる「JK1」は、一昨年(2020年末)は20位、昨年(2021年末)は8位、そして今回(2022年末)では2位に上昇。来年は1位になると予想される。一方で「7J5」「7J7」「7J9」プリフィックスは消滅(本人が再開局すれば元のコールサインが復活できる)。

 

 

 

 JJ1WTL・本林氏は2023年1月8日付けのブログで、総務省が提供する「無線局等情報検索」の2022年末(2023年1月4日時点)データを用いて、プリフィックス別で免許されている局数を調査した、同氏命名による「雑魚プリフィクスランキング 2022年末」を発表した。なお、1つのコールサインの下に複数の局を持っている場合でも、「1」と数えて集計している。同氏の調査はこれで13年目を数える恒例のものだ。

 

 個人局コールサインのプリフィックス順位で最も有効な免許数が多いのは、1位は昨年(2021年末結果)と変わらず4年連続で「JJ1」だった。これは1エリアにおいて、再発給のコールサインによる影響が大きい。ちなみに3年前(2019年末結果)までは「JI1」が3年連続で1位だった。

 

 すでに「JJ1」の再発給も終了し「JK1」へ移行している。最近の1エリアでは概ね3年で1プリフィックスの発給(再割り当て)が終わっている。次回(2023年末)のデータでは今回2位となった「JK1」が1位になることは間違いないだろう。

 

 2位以降は、「JK1」「JP7」「JP3」「JM8」「JI1」……(1年前は「JP7」「JP3」「JE6」「JH1」「JI1」…、2年前は「JP7」「JP3」「JI1」「JE6」「JH1」…、3年前は「JI1」「JP3」「JP7」「JE6」「JH1」…、4年前は「JP7」「JP3」「JJ1」「JR2」「JE6」、5年前は「JR2」「JP3」「JP7」「JE6」「JG1」、6年前は「JR2」「JP3」「JP7」「JE6」「JG1」…、7年前は「JR2」「JP3」「JP7」「JG1」「JE6」…、8年前は「JR2」「JI1」「JG1」「JP3」「JE6」…、9年前年は「JG1」「JR2」「JL8」「JF1」「JE6」…)の順位となっている。

 

 一方で希少価値が高いプリフィックスは「7J*」シリーズで変わらない。7Jプリフィックスは1985年に外国籍の個人局に割り当てられるようになり、1993年からは外国籍の代表者による社団局にも発給されたが、1999年に新たな発給が停止した経緯がある(失効した場合も、本人が希望すれば再取得は可能)。

 

 2014年末のデータで集計で、ただ1局だけ残っていた「7J5」のプリフィックスを持つ「7J5AAF」が更新しなかったことで失効、消滅してしまった経緯がある。

 

 2017年末のデータ集計では、流暢な日本語でオンエアーしていた青森県三沢市在住の「7J7ACT/KJ4VJK(Simon Belnald氏)」が2016年11月に亡くなりコールサインが失効。唯一発給されていた「7J7」プリフィックスが消滅。すでに「7J5」「7J9」プリフィックスも消滅。

 

 この結果、「7J5」「7J7」「7J9」が0局(1年前、2年前、3年前、4年前も同じ)、「7J3」が27局(1年前は28局、2年前は31局、3年前は32局、4年前は36局、5年前は36局)、「7J1」が23局(1年前は22局、2年前は25局、3年前は26局、4年前は29局、5年前は36局)、「7J2」が12局(1年前は13局、2年前は13局、3年前は14局、4年前は15局、5年前は7局)、「7J4」は5局(1年前は6局、2年前は6局、3年前は6局、4年前は6局、5年前は7局)、「7J6」が4局(1年前は5局、2年前は6局、3年前は7局、4年前は10局、5年前は11局)、「7J0」が2局(1年前は2局、2年前は3局、3年前は3局、4年前は3局、5年前は4局)、「7J8」が1局(1年前は1局、2年前は1局、3年前は1局、4年前は3局、5年前は4局)となっている。

 

 さて、貴局のプリフィックスの希少価値はいかがなものだろうか? 詳しくは本林氏のブログでチェックしてほしい。

 

 

 

 

 

↓JJ1WTL 本林氏による過去の「雑魚プリフィクスランキング」結果

 

 

●2021年末のデータで集計
<1位は再割当ての関係で3年連続「JJ1」>貴局の希少価値は!? 国内個人局の「雑魚プリフィックスランキング 2021末」発表

 

●2020年末のデータで集計
<再割当ての関係で1位は2年連続で「JJ1」>貴局の希少価値は!? 国内個人局の「雑魚プリフィックスランキング 2020末」発表

 

●2019年末のデータで集計
<再割当ての関係で「JJ1」が1位に上昇>貴局の希少価値は!? 国内個人局の「雑魚プリフィックスランキング 2019末」発表

 

●2018年末のデータで集計
<再割当ての関係で「JI1」が3年連続で1位!>貴局の希少価値は!? 国内個人局の「雑魚プリフィクスランキング 2018年末」発表

 

●2017年末のデータで集計
<再割当ての関係で「JI1」が昨年に続き超雑魚に!>貴局の希少価値は!? 国内個人局の「雑魚プリフィックスランキング」発表

 

●2016年末のデータで集計
<超雑魚プリフィックス1位は「JI1」に!>貴局の希少価値は!? 国内個人局の「雑魚プリフィックスランキング」発表

 

●2015年末のデータで集計
<昨年に続き「JH1」が超雑魚!2位以下が変動…>貴局の希少価値は!? 国内個人局の「雑魚プリフィックスランキング」発表

 

●2014年末のデータで集計

<昨年に続き「JH1」が超雑魚に!>貴局の希少価値は!? 国内個人局の「雑魚プリフィックスランキング」発表

 

●2013年末のデータで集計

<貴局の希少価値は!?>国内個人局の「雑魚プリフィックスランキング」! 超雑魚は「JH1」、1局残っていた「7J5」は消滅

 

 

 

●関連リンク:
・雑魚プリフィクスランキング 2022年末(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・雑魚プリフィクスランキング 2022年末(完全版)(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・総務省 アマチュア局無線局等情報検索

 

 

 

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