WSJT開発グループは2023年1月17日(日本時間)、FT8をはじめとするデジタルモードの通信用ソフトウェア「WSJT-X」のバグ修正版となるバージョン2.6.1の一般公開を開始した。今年1月7日に公開された「WSJT-X 2.6.0」のバグ修正版で、Q65モード関係の不具合を中心に修正・改善が図られている。
WSJT-X開発グループは2023年1月7日に1年ぶりとなる正式版(GA版=General Availability)「WSJT-X 2.6.0」をリリースしたが、そこで発見されたバグを修正した「WSJT-X 2.6.1」が早くも公開された。
WSJT-X2.6.0では、デジタルモード「Q65」の運用に必要な「時間の切り替え窓(15/30/60/120)」が存在しないという不具合や、リリースノートのコンテスト名が誤っていることなどが指摘されていたが、これも今回のバージョンで修正・改善されたようだ。
<WSJT-X 2.6.1における主な変更・修正点(リリースノートより)>
<参考:上記内容の日本語機械翻訳>
WSJT-X 2.6.1は、おもにQ65に関係したバグの修正版です。バージョン2.6.0からの変更点は以下の通りです。
・Q65モードで、送受信時間(T/R)を選択するスピナーが正しく表示されない不具合を修正。
・デコードメッセージのフォントをより正確にしました。
・FT8 Houndモードでプログラムを開始する際の初期化を改善。
・1つのFT8シーケンスで100以上のデコードがある場合にプログラムがクラッシュする不具合を修正。
・macOSでのコンパイラの警告を修正。
・リリースノート中の“ARRL International Digital Contest”への言及を修正。
詳細は下記関連リンク参照のこと。
●関連リンク:
・WSJT-X
・WSJT-X リリースノート
・WSJT-X 2.6.1ユーザーガイド 英語版
・WSJT-X 2.6.0-rc2 ユーザーガイドの日本語訳 PDF(JA7UDE 大庭氏のブログ=2022年8月13日公開)
・WSJT-X 2.6.1 GA Release(K1JT/WSJTX.groups.io)
・WSJT-X 2.6.1が公開されました(JA7UDE 大庭OMのブログ)
●いったん広告です: