hamlife.jp(ハムライフ・ドット・ジェーピー)

注目キーワード:

hamlife.jp > ニュース > <操作部&本体のデュアルスピーカーシステムを採用>八重洲無線、144/430MHz帯のフラッグシップ・モービル機「FTM-500Dシリーズ」を発表


<操作部&本体のデュアルスピーカーシステムを採用>八重洲無線、144/430MHz帯のフラッグシップ・モービル機「FTM-500Dシリーズ」を発表

八重洲無線株式会社は2023年2月3日夜、C4FMデジタル/アナログFMモードに対応した144/430MHz帯の2バンドモービル機「FTM-500D(50Wタイプ)」と「FTM-500DS(20Wタイプ)」を発表した。操作部(コントロールヘッド)に6Wの高出力フロントスピーカー、無線部本体に3Wのスピーカーをそれぞれ内蔵したAESS位相修正デュアルスピーカー方式を採用、108MHzから999.995MHzまで連続カバーする広帯域受信機能、2波同時受信およびC4FM/C4FMデジタルのデュアル受信(デジタルD/D)に対応した、同社の新たなフラッグシップ・モービル機という位置づけだ。標準価格(税込)はFTM-500Dが94,600円、FTM-500DSが89,100円で、2023年3月の発売開始を予定している。

 

 

八重洲無線の144/430MHz帯のフラッグシップ・モービル機「FTM-500Dシリーズ」

 

 

 八重洲無線の資料から整理して紹介する。

 


 

C4FM/FM 144/430MHzデュアルバンドモービルトランシーバー
「FTM-500D」「FTM-500DS」発売のご案内

 

 フロントスピーカーを搭載した大音量・高音質AESSデュアルスピーカーシステム、FT5Dで好評なPMG機能に加え、モービルの新しい操作感覚“タッチ&ゴー”“サーチ&ゴー”機能を備えた最新のオペレーティングシステム「E2O-IV」、多機能ながら簡単操作を実現した新たなフラッグシップモービル「FTM-500D」「FTM-500DS」の販売を開始いたします。

 

 FTM-500Dシリーズは、108MHzから999.995MHzまでを連続でカバーする広帯域受信の回路構成で、2波同時受信およびC4FM/C4FMデジタルのデュアル受信(デジタルD/D)に対応したデュアルバンドのモービルトランシーバーです。
 通信モードは、通信品質に優れたC4FMデジタル、アナログFMの両モード、AM(エアバンド受信)に対応、相手からの受信信号に合わせて自局の通信モードを自動的に選択するAMS(Automatic Mode Select)機能は、デジタル、アナログFMの電波が混在していても自動でモードが変わりますので全てのメンバーとの間で快適な通信を可能にします。

 

<FTM-500Dシリーズの特徴>

 

◆視認性、操作性に優れたタッチパネルディスプレイ
 2.4インチの高解像度フルカラータッチパネルディスプレイを採用し、優れた操作性、視認性を誇ります。さらにコントロールヘッド部は本体に対して上方向に20度可変することができ、車両のダッシュボード下に設置する場合にも十分なディスプレイの視認性を確保することができます。
 また、オプションの球面ジョイント式コントロールヘッド用マウントキット(SJMK-500、標準価格3,520円)を取り付ければ、ヘッドのアングルを上下/左右に変えることができますので、設置場所が限られる車両にも自由度の高い取り付けができます。

 

◆デュアルスピーカーシステム AESS(Acoustic Enhanced Speaker System)
 6Wの高出力フロントスピーカーをコントロールヘッドに内蔵、3W本体スピーカーと組み合わせたAESS位相修正デュアルスピーカー方式を採用。大音量、高音質の一体感ある再生音を得ています。AESSはフロントと本体スピーカー出力の位相、出力バランス、周波数特性を可変することで拡がりのあるクリアな高音質を実現、総合出力9Wの大音量は、騒音の多い場所でも確実な通信を確保することができます。また、本体をシートの下に設置するセパレート運用においても、外部スピーカーを追加することなく快適なオペレーションが可能です。

 

6Wの高出力フロントスピーカーをコントロールヘッドに内蔵(hamlife.jp作成のイメージ写真)

 

◆最新型オペレーティングシステム E2O-IV(Easy to Operate–IV)
 よく使う機能をまとめて表示して設定変更を簡単に行うことができるCFL(カスタマイズドファンクションリスト)をはじめ、タッチ&ゴー/サーチ&ゴー、PMG、MAGなどの数々の新機能を含む最新オペレーティングシステムE2O-IVを搭載しました。

 

①PMG機能
 モニターしたい複数のチャンネルをPMGリストに入れて簡単にモニターすることができます。
②タッチ&ゴー機能
 スコープ画面で移動したい周波数を長押しすると、その周波数へ瞬時に移動します。
③サーチ&ゴー機能
 スコープ画面で移動したい周波数を短押しすると、その周波数とメインの周波数との同時受信を開始、もう一度短押しをするとスコープ画面に戻ります。
④MAG(メモリーオートグルーピング)機能
 メモリーしたチャンネルを自動でバンドごとにグループ化して呼び出すことができる機能です。
⑤VFOバンドスキップ機能
 VFOのバンド選択において使用しないバンドをスキップできます。
⑥ワンタッチスコープ機能
 瞬時にスコープ運用とデュアル受信運用を切り替えることができるワンタッチスコープ機能です。

 

◆安定した送信出力を保証するクーリングシステム FACC(Funnel Air-Convection Conductor)
 前面から外部の空気を取り込み背面のファンから排出する特殊構造のアルミダイキャストで効率よくパワーアンプの冷却を行うにより、50Wのハイパワー運用でも安定した高出力を確保しています。

 

 この他にもFTM-500Dシリーズは、世界で認められたインターネット遠距離通信「WIRES-X」への完全互換性と、WIRES-X ポータブルデジタルノード機能に対応することで外出先でも機動性の高いWIRES-Xデジタルノード局の運用や、PCを経由してダイレクトにインターネット通信が可能、高精度GPSレシーバの搭載による相手局とのリアルタイムナビゲーションやGPSデータ通信APRSに対応、Bluetoothヘッドセットを使ったワイヤレス通信、録音機能、マイクロSDカードによるデータ保存など、さまざまな洗練された機能を満載しており、初心者から上級者にいたるまで幅広く快適なアマチュア無線通信を楽しむことができます。

 

 

<主な特徴>
・フロントスピーカー搭載、クリアな音質と拡がりのある大音量、AESSデュアルスピーカーシステム
・総合出力9W(3W:本体、6W:フロントパネル)高音質・大音量スピーカー
・デュアルモービルの新しい操作感覚、タッチ&ゴー/サーチ&ゴー機能の最新オペレーティングシステムE2O-IV(Easy to Operate-IV)
・通信品質に優れたC4FMデジタル、アナログFM通信、AM(エアバンド受信)に対応
・2波同時受信、C4FM/C4FMデジタルのデュアル受信(デジタルD/D)対応
・AMS(Automatic Mode Select):通信モード自動選択機能によるFMフレンドリーデジタル
・デジタルグループID(DG-ID)による簡単で快適なグループオペレーション
・2.4インチ高精細フルカラータッチパネルディスプレイ
・コントロールヘッドのアングルが20度上向きに可変できるスイングヘッド機構
・コントロールヘッドのアングルを上下/左右に可変できる球面ジョイント式マウントキットをオプションで用意(SJMK-500)
・よく使う機能を簡単にチェック/設定変更、カスタマイズが容易なCFL(カスタマイズドファンクションリスト)
・メモリーチャンネルをバンドごとに自動でグルーピングするメモリーオートグルーピング(MAG)機能
・使用するバンドだけを表示するVFOバンドスキップ機能
・メモリーチャンネルの情報をワンタッチでVFOに移動するメモリーチャンネルVFO転送機能
・瞬時にスコープ運用とデュアル受信運用を切り替えるワンタッチスコープ機能
・高速スペクトラムスコープ機能
・16文字(全角8文字)漢字対応、タグ付きの大容量1104チャンネルメモリー搭載
・高精度GPSレシーバー内蔵、リアルタイムのGPSデータ通信APRS対応
・Bluetoothワイヤレス運用(オプションのヘッドセットSSM-BT10が必要)
・WIRES-Xポータブルデジタルノード機能対応
・音声データの保存、メモリーバックアップが可能なmicroSDカードスロットを装備
・安定した50W高出力を保証するFACC(Funnel Air-Convection Conductor)冷却システム
・コントロールヘッドセパレート運用に対応

 

 

<主な仕様>
・送信周波数範囲:144~146MHz、430~440 MHz (C4FMデジタル/アナログFM)
・受信周波数範囲:
 108~137MHz(Air Band)
 137~174MHz(144MHz HAM/VHF Band)
 174~400MHz
 400~480MHz(430MHz HAM/UHF Band)
 480~999.995MHz
・受信方式:ダブルコンバージョンスーパーヘテロダイン方式
・電波型式:F1D、F2D、F3E、F7W
・送信出力:
 FTM-500D(50Wタイプ)50W/25W/5W
 FTM-500DS(20Wタイプ)20W/10W/1W
・外形寸法(W×H×D):
 本体 139×42×132mm(突起物およびファンを除く)
 コントロールヘッド 156×64×58.6mm(突起物を除く)
・重量:約1.4kg(本体、コントロールヘッド)

 


 

 

ヨーロッパ向け「FTM-500DE」のコントロールヘッド

 

 

 

●関連リンク:八重洲無線(2月3日夜現在、FTM-500Dシリーズの情報は掲載されていない)

 

 

 

●いったん広告です:

レビュー評価高い Amazonベーシック アルカリ乾電池 単3形20個パック

充電式ニッケル水素電池 単3形8個セット (最小容量1900mAh、約1000回使用可能)