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<新スプリアス規格への対応が必要>JARDが「免許状の備考欄に付款がある方へ」と題した告知を掲載

一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)は2023年2月16日、公式サイトに「免許状の備考欄に付款がある方へ ~新スプリアス規格への対応が必要です~」と題した告知を掲載した。現在、古いアマチュア無線機で無線局免許を受けていて、免許状の備考欄に「平成34(令和4)年11月30日までに限る」または「他の無線局の運用に妨害を与えない場合に限る」という付款(使用制限の注意書き)がある局に向け、新スプリアス規格への対応が必要であることを案内している。

 

 

 

 2007年11月30日以前の「旧スプリアス規格」で作られた無線機で免許を受けている局は、法令により2022(令和4)年11月30日までに「新スプリアス規格」に移行することが求められてきた。しかし2021年8月に総務省が新型コロナウイルスによる社会経済への影響を鑑み、移行期限を「当分の間」に延長した。とはいえ、新スプリアス規格への移行措置自体は継続中であるため、できるだけ早期に移行するよう、JARDが行っている「スプリアス確認保証」を利用してほしいという趣旨だ。

 

 JARDが掲載した告知は下記の通り。

 


 

免許状の備考欄に付款がある方へ ~新スプリアス規格への対応が必要です~

 

 古い無線機を登録して運用している方で、無線局免許状の備考欄に使用制限の注意書き(「平成34(令和4)年11月30日までに限る」あるいは「他の無線局の運用に妨害を与えない場合に限る」)がある場合は、以下のいずれかの方法で新スプリアス規格への対応が必要です。

 

★新スプリアス規格への対応方法
 ①JARDの「スプリアス確認保証」を受ける
 ②新スプリアス規格の無線機に取替える
 ③スプリアスを実測し、新基準に適合していることを確認しご自身で届け出る

 

★「スプリアス確認保証」のお申込みはこちらからどうぞ!
 https://www.jard.or.jp/warranty/spurious/index.html

 

【ご注意ください】
 旧スプリアス機の使用期限は、当初、令和4年11月30日まででしたが、コロナ禍等の影響から延長されました。しかし、未対応のままではいずれ使用できなくなります。お早目のご対応をお勧めしています。

 

 総務省は、引き続き早期に新スプリアス規格への移行を図るようお願いしています。

 

【お問い合わせ先】
 JARD保証事業センター スプリアス確認保証担当:03-3910-7286

 

JARDの告知より

 


 

 JARDは2016年9月からスプリアス確認保証を行っているが、2022年3月末までに同保証を利用したのは18,524局(無線機の台数では43,443台)だった。スプリアス確認保証が始まる前の時点で、旧スプリアス規格の無線設備で免許を受けていたアマチュア局数は約246,000局とされていることから、これまでに同保証を利用したのは1割にも満たない状況だ。

 

 さらに2021年8月に、旧スプリアス規格の無線設備の使用期限(新スプリアス規格への移行期限)が「2021年11月30日」から「当分の間」と改められてからは、スプリアス確認保証の申し込み数は1/3から1/4に減少したという。【参考「CQ ham radio」2022年8月号別冊付録】

 

 JARDの告知にもあるが「未対応のままではいずれ使用できなくなる」ので、免許状に使用期限に関する付款が記載されている局には、早めの対応をお勧めしたい。

 

 

 

●関連リンク:
・免許状の備考欄に付款がある方へ(JARD)
・スプリアス確認保証(JARD)

 

 

 

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