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NASA、有人宇宙船「アルテミス2号」の月周回クルーに3名のハムを指名

NASA(米航空宇宙局)とCSA(カナダ宇宙庁)は2023年4月3日、有人宇宙船「アルテミス2号(ArtemisⅡ)」で月周回の冒険をする4人の宇宙飛行士を発表した。乗組員4人のうち3人がアマチュア無線家である。

 

 

有人宇宙船「アルテミス2号」の月周回クルーに指名された宇宙飛行士4名(写真:ARRL NEWS)

 

 

 NASAは4月3日、テキサス州ヒューストンにある「ジョンソン宇宙センター」近くのエリントンフィールドでのイベントで、有人宇宙船「アルテミス2号」の月周回クルーを発表した。これは、NASAが長期的に月の科学と探査開発を確立するパスの最初の有人ミッションとなる。4名の任務および所属、アマチュア無線のコールサインは以下のとおり。

 

・コマンダー:リード・ワイズマン /NASA(KF5LKT)
・パイロット:ビクター・グローバー /NASA(KI5BKC)
・ミッションスペシャリスト1:クリスティーナ・コッホ /NASA
・ミッションスペシャリスト2:ジェレミー・ハンセン /CSA(KF5LKU)

 

 クリスティーナ・コッホは、2019年にアマチュア無線資格取得の勉強と受験を計画していたが、突然フライトが当初の予定より半年早く変更された。彼女は勉強の代わりに、すぐにフライトの準備を始めなければならなかった。

 

「アルテミス2号のクルーは、私たちを星に連れて行くために疲れを知らずに働いている何千人もの人々を表している。これは彼らのクルーであり、これは我々のクルーであり、これは人類のクルーである」として、NASAのビル ・ネルソン長官は次のように述べている。

 

「NASAの宇宙飛行士リード・ワイズマン、ビクター・グローバー、クリスティーナ・コッホ、およびCSAの宇宙飛行士ジェレミー・ハンセンには、それぞれ独自のストーリーがあるが、一緒になって、私たちの信条である「E pluribus unum(※)--多数から一つへ」を表している。アルテミス世代という新世代のスターセーラーと夢みる人々のために一緒に新しい探検の時代の扉を開こう」
(※)E pluribus unum(エ・プルリブス・ウヌム)は「多数から一つへ」を意味するラテン語の成句で「多州から成る統一国家」であるアメリカ合衆国のモットーとも言われている。

 

「アルテミス2号」は2024年11月に打ち上げられる予定。約10日間の飛行試験は、NASAの強力なスペースローンチシステムロケットで打ち上げられ、オリオン宇宙船の生命維持システムを証明し、人間が生きて、深淵空間で働くために必要な能力と技術を確認する計画だ。(ARRLニュース4月7日 ※許可を受けて抄訳/(C)ARRL)

 

 

 

●関連リンク:NASA Names Three Hams for Artemis II Moon Mission Crew(ARRL NEWS)

 

 

 

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