総務省北海道総合通信局は、2023年6月1日に令和5年度「電波の日・情報通信月間」記念式典を札幌市内で開催し、電波利用・情報通信の発展に貢献した個人・団体の表彰および感謝状の授与を行った。その中で、「多年にわたり、無線従事者養成課程の認定施設者として、ワイヤレス人材の育成に尽力し、多数のアマチュア無線技士を輩出するなど、アマチュア無線の健全な発展と電波の有効利用に多大な貢献をされました」として、NPO法人ラジオ少年に対して「第73回『電波の日』北海道総合通信局長表彰」が贈られた。関係者から式典の画像が届いたので紹介しよう。
総務省は、1950(昭和25)年6月1日に電波法、放送法および電波監理委員会設置法が施行され、それまで政府専掌であった電波の利用が広く国民に開放されたことを記念し、同日を「電波の日」と定めている。
毎年「電波の日」には、情報通信の発展に貢献した個人おおよび団体、デジタルコンテンツの今後の創作活動が期待される者、今後サイバーセキュリティ分野でさらなる活躍が期待される個人および団体に対して表彰を行っている。
東京都内で開催される記念中央式典のほか、各地域の総合通信局(沖縄総合事務局を含む)でも同様の式典が行われた。
北海道総合通信局の報道発表は以下のとおり(一部抜粋)。
北海道総合通信局は、北海道テレコム懇談会との共催により、令和5年度「電波の日・情報通信月間」記念式典を開催し、電波利用・情報通信の発展に貢献された個人・団体の表彰及び感謝状の授与を致します。
●第73回「電波の日」北海道総合通信局長表彰
団体名・代表者:
特定非営利活動法人ラジオ少年(会長:原 恒夫)
功績の概要:
多年にわたり、無線従事者養成課程の認定施設者として、ワイヤレス人材の育成に尽力し、多数のアマチュア無線技士を輩出するなど、アマチュア無線の健全な発展と電波の有効利用に多大な貢献をされました。
NPO法人ラジオ少年の原 恒夫会長(JA8ATG)は、「札幌を会場に毎月第2土日には4アマの講習会、偶数月の第1日曜日には3アマの短縮講習会を開催しました。札幌以外でも不定期ですが、函館、釧路、帯広などでも講習会を実施し、計276回を開催しました。ただし私どもラジオ少年のスタッフおよび24人の講師先生方も高齢となり、この3月をもって講習事業を終了しております」と話している。
詳しくは記事下の「関連リンク」から確認してほしい。
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<アマチュア無線技士養成課程講習会を終了>NPO法人「ラジオ少年」、スタッフの高齢化にともない2023年4月1日をもって事業縮小へ
●関連リンク:
・北海道総合通信局 電波利用と情報通信の普及・発展の功績を表彰―令和5年度「電波の日・情報通信月間」―
・NPO法人ラジオ少年
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