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<新ロゴを制定、コネクタ類の各社統一を進める>日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)、第54回定時総会を開催

アマチュア無線機器メーカー8社が加盟する業界団体の「日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)」は2024年5月23日、東京都武蔵野市で第54回定時総会を開催した。同総会では第53期の事業報告と決算案、第54期の事業計画と予算案などを審議し、いずれも原案通り承認可決し、その後の理事会で新役員人事が決定した。さらに今回はJAIAの新ロゴマークが発表され、今後は加盟メーカー間の製品で、アンテナやマイクコネクタ類の統一、オプション類の共同開発を進めて行くという表明もあった。

 

 

初披露されたJAIAの新ロゴマーク。JAIAの「J」はアンテナと電波、「A」は無線機、「I」はインターフェース、最後の「A」はオペレータやPCを表す。またカラーのオレンジ部分はエネルギッシュな赤色と幸福や希望を表す黄色の合成、青の部分は品質や信頼性、安定性、専門性を表す。特許庁にも申請済みで、今後は加盟各社の広告やカタログ類にもこのロゴが使用されるという

1971年の発足当時から使われてきたJAIAの旧ロゴマーク

 

 

 日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)は、1971(昭和46)年に発足したアマチュア無線機器メーカーの業界団体だ。2024年5月23日の時点で、五十音順にアイコム、アツデン、アルインコ、アンテナテクノロジー、エーオーアール、JVCケンウッド、第一電波工業、日興電子の8社が会員として加盟(コメットと八重洲無線は現在加盟していない)。毎年夏に「ハムフェア」会場でJAIA技術委員会が行う技術講演をはじめ、アマチュア無線業界発展のためにさまざまな委員会活動も行っている。

 

 JAIAは毎年1回、会員各社が集まって定時総会を開催しているが、このほど5月23日に東京都武蔵野市のホテルで第54回定時総会が開かれ、令和5年度(第53期)の事業報告と決算案、令和6年度(第54期)の事業計画と予算案を審議し、原案通り承認可決された。

 

 その後開催された第286理事会で会長・副会長をはじめとする新役員人事が決まった。

 

<JAIA新役員>(任期:2026年の定時総会までの2年間)

会 長 鈴木 昭(株式会社JVCケンウッド)
副会長 小路山憲一(アイコム株式会社)
理 事 楠原和広(アルインコ株式会社)
理 事 佐藤勝也(株式会社JVCケンウッド)
理 事 杉本 仁(JAIA事務局長)
理 事 前嶋正寛(第一電波工業株式会社)
監 事 佐藤文典(アツデン株式会社)

 

<JAIA委員会 委員長>

・普及推進委員長 稲田定男(アイコム株式会社)
・技術委員長 青田 信(株式会社JVCケンウッド)
 ※敬称略、JAIA発表順

 

理事会終了後の記念撮影(代表撮影)

 

 理事会終了後には業界関係者ら約30名が出席する懇親会が開かれ、挨拶に立ったJAIA新会長の鈴木 昭氏(株式会社JVCケンウッド 取締役専務執行役員)は次のように述べた(要旨)。

 

業界関係者ら約30名が出席する懇親会が開かれた

 

『理事会で会長に指名されました鈴木でございます。前任の小路山さんが非常に情熱を持って、JAIAの活性化、アマチュア無線の活性化に取り組んでまいりましたので、それを引き継いで、私も情熱を持って全うしていきたいと思います。

 

 皆さんご存知のようにアマチュア無線業界は非常に厳しい状況になっております。“キングオブホビー”と言われた1992年から1995年ぐらいがピークだったと思いますが、現在はアマチュア無線局も約36万局というところまで減少し、さらに年々1万局ぐらい減り続け、歯止めがかかってないのかなという状況です。JAIAとしても、機器の開発というのは非常に厳しいものがありますが、なんとか減少に歯止めをかけて活性化を図っていきたいと思います。

 

 データによると海外はそこそこの売り上げがありますが、国内はちょっと厳しいかなという状況ですので、国内向けに “アマチュア無線継続的発展会議(SD会議)” というものを、JARL様、JARD様、CQ出版様、JAIAの4団体で設け、活性化に向けたいろいろなアイデアを出し、施策を練り上げているところです。

 

 そういった中、このコロナ禍の中でJAIAも設立50周年を迎えておりました。このたび新たな活動ということで、活性化に向けて一丸となってやっていくという意味も込め、ロゴを新しく制定しました。このロゴを活用し、周知をしながら皆様に活動を理解していただき、よかったなと思われるような団体として、アマチュア無線の活性化に取り組んでいきたいと思います。

 

 現状では各社の「アンテナコネクタの統一」ですとか「マイクロホン端子の統一」、機器の貸し出しなど、いろいろなことに取り組みを進めております。直近では、無線機のオプションの開発は非常に難しいものですから、「各社共通で使えるようなオプションを共同開発」しようかとか、いろいろなアイデアを持って進めております。

 

 本日の理事会でも話が出たのですが、YouTubeの「VTuber(バーチャルYouTuber)」を使って、JAIAの紹介をさらに展開しようということも進めております。いずれにしましてもJAIAは節目の50年を迎えました。この日に至るまでの活動は、皆様のご協力なくしては出来なかったことと思います。引き続き新たな体制のもと、皆様のご指導ご鞭撻を受けながら、さらなるアマチュア無線業界の発展のために尽くしてまいりたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします』

 

JAIA新会長の鈴木 昭氏(株式会社JVCケンウッド 取締役専務執行役員)と新ロゴマーク

 

 続いて、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)の森田耕司会長が挨拶を行い、次のように述べた(要旨)。

 

『一般社団法人 日本アマチュア無線連盟会長、JA5SUD 森田耕司です。本日は、日本アマチュア無線機器工業会様の第54回定時総会が盛会に行われましたことをお祝い申し上げます。日頃より皆様には、アマチュア無線ならびに日本アマチュア無線連盟にご支援ご協力をいただき、誠にありがとうございます。

 

 私は昨年6月に日本アマチュア無線連盟の会長に就任し、積極的な各種活動と情報の発信並びに組織運営の透明化、これを2本柱といたしまして取り組み、アマチュア無線、そしてJARLにとって、真の意味での新時代の到来となるよう、クリーンな事業運営に努めてまいりました。引き続き実現に向けて取り組んでまいりますので、皆様のご支援ご協力をお願いいたします。

 

 昨年12月から、日本アマチュア無線機器工業会様、日本アマチュア無線振興協会様、CQ出版株式会社様とJARLで、アマチュア無線の継続的発展会議(SD会議)を発足させ、各者より代表者を含むメンバーで、アマチュア無線の継続発展に向けた方策の検討を行い、近日中に各組織におきまして提言を公表する運びとなっております。

 

 この提言ですが、アマチュア無線界のビジョンとして、アマチュア無線の魅力価値を一層高めるとともに、社会に資することを目指すとともに、世代別の施策も進めてまいります。今年8月には新たな会場として、有明GYM-EXにおきまして「ハムフェア2024」が開催されます。全国各地でも支部大会やハムの集いなど、さまざまなイベントが行われます。日本アマチュア無線機器工業会様、並びに加盟企業の皆様におかれましては、ぜひともこれらのイベントにご参加、ご協力をいただき、アマチュア無線の魅力価値を高めるとともに、活動していただくようにお願い申し上げます。

 

 最後になりますが、日本アマチュア無線機器工業会様、ならびに加盟企業の皆様の益々のご発展と、ご参加の皆様のご健勝を祈念いたしましてご挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。ありがとうございました』

 

来賓挨拶を述べる森田JARL会長(JA5SUD)

乾杯の発声を行う三木JARD会長(JA1CIN)。「SD会議の提言によって、今年がアマチュア無線界の“変曲点の年”になることを祈念したい」と述べた

 

 

※記事初出時、JAIA新役員の一部役職名に誤記がありました。訂正しお詫び申し上げます。(hamlife.jp)

 

 

 

●関連リンク:
・日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)
・JAIA第54回定時総会を開催 新会長にJVCケンウッド鈴木昭氏(電波新聞デジタル)

 

 

 

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