八重洲無線株式会社は2024年6月4日、HF~430MHz帯オールモードトランシーバー「FT-991Aシリーズ」の新ファームウェアをリリースした。今回は「PMS(プログラマブルメモリースキャン)中にQMB(クイックメモリーバンク)を動作させると表示周波数が変わってしまう現象を修正」「PMS中のA/Bキーの動作を、VFOのAとB入れ替えに変更」「VOX送信時にMIC EQが動作しない現象を修正」「その他、機能改善および最適化」の4件だ。
<追記 2024年6月19日 公開を再開>
八重洲無線は新ファームウェアの公開を6月6日に中止し、2020年5月公開の前バージョンに差し替えた(理由は不明)。その後6月19日にFT-991A用 メインファームウエアをVer.2.06からVer.2.07に変更し公開を再開した
「FT-991Aシリーズ」の新ファームがリリースされるのは2020年5月以来4年ぶり。今回の変更点は下記の通り。なお今回、旧モデルであるFT-991シリーズの新ファームはリリースされていない。
★FT-991Aシリーズの新ファームウェアについて
◆おもな変更点
(1)PMS中にQMBを動作させると表示周波数が変わってしまう現象を修正しました。
(2)PMS中のA/Bキーの動作を、VFOのAとB入れ替えに変更しました。
(3)VOX送信時にMIC EQが動作しない現象を修正しました。
(4)その他、機能改善および最適化を行いました。
◆公開されたFT-991A用の新ファームウエア
・FT-991A用 メインファームウエア
書込ツール YFSW024 & ファームウエア Ver.2.07 FT-991A_MAIN_V0207.zip(2024/6)
※6月6日で公開中止になったVer.2.06が、Ver.2.07と改められて6月19日に再公開された
・FT-991A用 DSPファームウエア
書込ツール FW-DSP & ファームウエア Ver.1.12 FT-991A_FW-DSP_V0112.zip
※FT-991A用のTFTファームウエア(Ver.2.00)、C4FM-DSPファームウエア(Ver.4.15)は従来どおりで新ファーム公開は無し。
なお、アップデートには市販のUSBケーブルが必要(RS-232Cでのアップデートには非対応)。無線機とパソコンをUSBケーブルで接続する前に、あらかじめ、使用するパソコンに「仮想COMポートドライバー」(Webサイトで公開中)をインストールしておく必要がある。
アップデート作業を行う際は事前にマニュアル等で手順を確認のこと。ダウンロードは下記関連リンクより。
●関連リンク:FT-991A 各種ファイルのダウンロード(八重洲無線)
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