“僕らのコメットがハムフェアに帰ってくる!” アンテナメーカーのコメット株式会社は2024年6月8日、今年8月に東京都江東区の有明GYM-EXで開催される「ハムフェア2024」にブース出展することを公式サイトで表明した。同社は経営体制の変更などから2019年を最後にハムフェアのブース出展を取り止めていたが、久々のカムバックが決まったようだ。さらにハムフェアへのカムバック出展を記念し、人気のフィールド用アンテナ「HFJシリーズ」に、430MHz帯の7エレループ八木アンテナと144/430MHz帯のデュアルバンド八木を追加し同時発売することも発表している。
コメット株式会社は経営体制の変更から、業界団体の日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)を一時退会(2024年5月に再加入)、東京で開催される「ハムフェア(アマチュア無線フェスティバル)」も2019年を最後に2回連続で(コロナ禍のため2020年と2021年のハムフェアは開催中止)出展を取り止めていた。
このほど同社は、公式サイトで今年のハムフェアにカムバックすることを表明。これを記念して移動運用で人気のフィールド用アンテナ「HFJシリーズ」に、次の2機種を新たにラインアップすることも発表した。どちらも組み立て容易なフィールド仕様だという。
①430MHz帯の7エレループアンテナ
コメットが製造しCQ出版社から「TOBIMARU」の名称で発売していた(2023年1月に絶版)、430MHz帯の7エレメントループ八木アンテナをリニューアルして、同社から発売する。

リニューアルし、HFJシリーズで登場する430MHz帯の7エレメントループ八木アンテナ。CQ出版社が発売していた「TOBIMARU」は全長1mで最大入力電力 100W(FM)、利得は11.5dBi、本体重量は約570gだった
②144/430MHz帯のデュアルバンド八木
移動運用に便利な、軽量で簡単設置ができる144/430MHz帯デュアルバンド八木をHFJシリーズ新製品として発売する。

HFJシリーズ新製品の144/430MHz帯デュアルバンド八木。給電部は両バンド共通、144MHz帯は3エレ、430MHz帯は4エレとして動作か?
現時点で両製品の詳細は明らかになっていないが、同社は「どちらもスペックに妥協なし。どちらを選ぶのか、ハムフェア会場またはお近くの販売店にてじっくりご確認ください」と案内している。8月24~25日に開催される「ハムフェア2024」を楽しみにしよう。
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