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【ハムフェア2024】<APRS/D-STAR対応>JVCケンウッド、開発中の144/430MHz帯の新型カートランシーバーを参考出品

株式会社JVCケンウッドは2024年8月24日(土)から始まった「ハムフェア2024」の会場で、144/430MHz帯の新型カートランシーバー(APRS/D-STAR対応)を参考出品した。機種名の表記はないが、2025年の発売を目指して開発を進めているという。同社は2007年にアイコム株式会社からのOEM供給でD-STAR対応モービル機「TMW-706/S」を自社ネットショップ専用で発売したことがあるが、自社開発のものはこれが初めてとなる。

 

 

JVCケンウッドが展示した、開発中のカートランシーバー。大型の操作部(コントローラー)と無線機本体で構成されている

 

 

 参考出品された新型カートランシーバーは、アクリルケースの中に入ったモックアップで、機種名の表記はなかった。カタログや説明パネルなどもなかったが、上部のモニターでイメージとコンセプトを伝える画像を流していた。なお、操作部などのデザインは今後の開発が進むと変更される可能性があるという。

 

 hamlife.jpが取材した、この新型カートランシーバーの特徴は次のとおり。

 

・D-STARとAPRSに対応。2波同時受信が可能

 

・操作性、視認性に優れた大型の操作部(コントローラー)と本体で構成する完全セパレートモデル

 

・操作部の取り付け金具は、TM-D710など従来の同社カートランシーバーと互換性があるので、買い替えユーザーも安心

 

・操作部(コントローラー)底面に三脚穴を装備

 

・GPSレシーバー内蔵

 

・操作部にはフロントスピーカーを搭載。騒音が多いモービル環境でも、明瞭度の高い音声で通信が行える

 

操作部(コントローラー)のサイズはhamlife.jp簡易実測で横185mm×高さ95mm。フロントスピーカーを搭載

 

・新製品のハンディ機「TH-D75」でできるD-STAR操作は、この製品にもすべて搭載。さらにリフレクターの操作はより簡単になっている

 

・豊富な端子類。USB端子は操作部、無線機本体の両方に装備

 

操作部側面の端子類

 

・本体にはマイクロホン端子とMicro SDスロットを装備

 

・外部スピーカー端子は2つあり、メインバンド用とサブバンド用で分けて使うこともできる

 

・価格はTH-D75よりも高くなる見込み

 

 

【ハムフェア2024】<動画リポート>JVCケンウッドが開発中の「D-STAR/APRSモービル機」を初展示

 

 

 

 

 

●関連リンク:
・【ハムフェア2024】<動画リポート>JVCケンウッドが開発中の「D-STAR/APRSモービル機」を初展示(YouTube/hamlife.jpチャンネル)
・JVCケンウッド(8月24日現在、この製品の情報は掲載されていない)

 

 

 

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