先週のアクセスランキング1位は “フラッグシップモデル” と呼ばれる、アマチュア無線機器メーカーのHF/50MHz帯最高級トランシーバーについて寂しい発表が相次いだニュース。アイコム株式会社は2014年末に発売された「IC-7851」(メーカー希望小売価格:税込1,210,000円)について、一部主要部品の生産が終わり入手困難になったことから受注受付を9月末で終了。また、株式会社JVCケンウッドから2013年2月に発売された「TS-990シリーズ」(メーカー希望小売価格:税込1,089,000円)は生産休止となり、生産再開時期は未定と告知されている。
続く2位は、先々週の1位だった「アイコムのロゴのある無線機が中東・レバノンで一斉に爆発したとの報道に同社がコメント」の関連情報で(今回は7位にランクイン)。アイコム株式会社のロゴが入った無線機(IC-V82)が2024年9月18日にレバノンの首都ベイルートで一斉に爆発したとの報道を受け、アイコム株式会社は9月19日の午前に第一報、同日午後に第二報のニュースリリースを出したのに続き9月20日夜に第三報が発表し、レバノン当局が “爆発した無線機がアイコム製ではない” という認識を示していることを説明。同社はリリースの中で「爆発した無線機が当社製のものである可能性は限りなく低いと考えています」「無線機への信頼がこのような形で毀損されたことには、強い憤りを禁じ得ません」と述べている。
3位は「<パソコン販売事業は継続>富山県富山市のショップ『無線パーツ根塚店』、2024年10月末で閉店」。富山県の無線パーツ株式会社が、今年(2024年)10月末で閉店することを9月13日にホームページ上で発表したという話題。無線パーツ株式会社は1970(昭和45)年7月に富山市内幸町で「富山無線パーツ」として創業し、1978(昭和53)年7月に法人化し現社名となり富山県高岡市に高岡店をオープン、さらに1980(昭和55)年に石川県金沢市に金沢店をオープン、1988(昭和63)年には金沢駅西地区に「金沢マイコンビル」(屋上にロケットを模した造形物があることから「ロケットビル」の愛称が付いた)を新築するなど、北陸のアマチュア無線家に親しまれてきた(金沢店は2010年、高岡店は2013年に閉店)。富山県の無線家からは閉店を惜しむ声や「今後電子パーツはどこで買ったら良いのか…」といった戸惑いが聞かれた。
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1)<IC-7851は生産終了、TS-990は生産休止が決定>各社の「フラッグシップモデル」に寂しい発表が相次ぐ
2)<安心・安全を守るツールである無線機がこのような形で使われたことが残念>アイコム、公式サイトに「一部報道について(第三報)」掲載
3)<パソコン販売事業は継続>富山県富山市のショップ「無線パーツ根塚店」、2024年10月末で閉店
4)<ウクライナアマチュア無線連盟会長(UX7UU)からメッセージ>ロシアが占領・併合したウクライナ領土から運用する「D0」「D1」プリフィックス局は違法な海賊行為
5)<本数限定、応募は9月30日まで>ナテック、全長5mの9段ロッドATU用エレメント「NAR100」の無料レンタル企画を実施中
6)【ハムフェア2024】<6W出力で長時間運用、2波同時受信も可能>八重洲無線、HF~430MHz帯ポータブル機「FTX-1F」を発表
7)【第二報掲載】<レバノンでの無線機一斉爆発>アイコム、公式サイトに「一部報道の件について」を掲載
8)<“50代からのBCLファン情報誌”がコンセプト>秋葉原BCLクラブ会報誌「ABC 50’s Vol.15(46ページ/PDF版)」の無料ダウンロードを開始
9)<第3特集は「DJ-X82操作ガイド」>三才ブックスが月刊「ラジオライフ」2024年11月号を刊行
10)<全長1.8mのロングタイプ、利得は3.6dBi>第一電波工業、144MHz帯用7/8λモービル用アンテナ「EL2ER」を限定生産で発売
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