一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)は2024年10月1日、同協会が実施している「スプリアス確認保証」「基本保証」の対象となる、新スプリアス適合等が確認できた無線機器のリスト(保証可能機器リスト)を更新した。今回加わったのは海外メーカー(Fujian BelFone Communications Technology Co.Ltd.)が製造する “日本仕様” のDMR機の5機種だ。この結果、同協会で保証可能な機器(200W以下)は合計1,027機種になった。最新のリストはJARDのWebサイトからPDFで閲覧、ダウンロードできる。
JARDが公表した「保証可能機器リスト(2024年10月1日版)」で、新たに加わったのは下記の5機種。いずれも海外メーカー(Fujian BelFone Communications Technology Co.Ltd.)が製造する日本仕様のDMR機の5機種だ。それぞれの機種の詳細と日本の総輸入元については記事末尾の関連リンク参照。
保証可能機器リスト更新のお知らせ
2024年10月1日付けで、保証可能機器リストに以下の5機種を追加しました。
★Fujian BelFone Communications Technology Co.Ltd.
・BF-TD515-JAU
・BF-TD516-JAU
・BF-TD930-JAU
・BF-TM8250-JAU(20W仕様)
・BF-TM8250-JAU(50W仕様)
いずれの機器も日本のバンドプランに準拠した仕様であるため「送信周波数の制限に関する誓約書」の提出は不要です。
なお、従来機種(グローバルモデル)との違いは製品名の末尾にある「JAU」の有無で確認が可能です。
・特定附属装置や附加装置の接続がない場合は送信機系統図の提出は不要です。
・「基本保証」(開設、増設、取替、変更)のお申込みはこちら
https://www.jard.or.jp/warranty/kihon/index.html
■お問い合わせ先
一般財団法人日本アマチュア無線振興協会 JARD保証事業センター
基本保証担当:電話03-3910-7263 E-mail: hosho@jard.or.jp
今回加わった5機種は、2024年6月12日に行われた保証可能機器リスト改定で加わったFujian BelFone Communications Technology Co.Ltd.の “グローバルモデル” のDMR機3機種(BF-TD516、BF-TD930、BF-TM8250)と製品名が似ているが、いずれも日本のバンドプランに準拠した仕様で、製品名の末尾に「-JAU」が付いているのが特徴。JARDでは今回の5機種について「いずれの機器も日本のバンドプランに準拠した仕様であるため、送信周波数の制限に関する誓約書の提出は不要です」と案内している。
2024年6月12日の保証可能機器リスト更新は下記記事参照↓
<海外製DMR機や28MHz帯ハンディ機など5機種を追加>JARD、新スプリアス適合が確認できた無線機の「保証可能機器リスト」を更新、合計1,022機種に
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これでJARDの「保証可能機器リスト」にある機種の総数は1,027機種になった。最新版のリストにある機種で現在免許を受けていて、無線局免許状の備考欄に「他の無線局の運用に妨害を与えない場合に限る」という付款(使用制限の注意書き)がある場合は、JARDの「スプリアス確認保証」を受けることで、無線局のデータベースが新スプリアス規格に切り替わる。
また現在はリストにある無線機で免許を受けていないが、これから開局や変更(増設・取替)で使用したい場合は、JARDの「基本保証」を受けることで、新スプリアス規格の無線設備として免許を受けることができる。
●関連リンク:
・「保証可能機器リスト」更新のお知らせ(今回追加分の機種リスト)PDF(JARD)
・保証可能機器リスト(2024年10月1日版 全1027機種)PDF(JARD)
・flexfleet「JARD保証可能機器リスト登録について」(BelFone社通信機器の日本総輸入元 flexfleet)
・BF-TD515-JAU(flexfleet)
・BF-TD516-JAU(flexfleet)
・BF-TD930-JAU(flexfleet)
・BF-TM8250-JAU(20W仕様/50W仕様)(flexfleet)
・スプリアス確認保証(JARD)
・基本保証(JARD)
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