10月29日、東北総合通信局は、総務大臣の無線局の免許を受けずに不法無線局(不法アマチュア無線)を開設していた青森県東津軽郡外ヶ浜町在住(63歳)と青森県青森市在住(46歳)の第四級アマチュア無線技士の資格を持つ無線従事者2人に対して、電波法第4条違反行為でその業務に従事することを42日間停止する行政処分を行った。
東北総合通信局が行った、行政処分の発表内容は以下のとおり。
東北総合通信局は、電波法令違反を行った者に対して、10月29日、無線従事者業務の停止の行政処分を行いました。
1.違反の概要および行政処分の内容
被処分者:青森県東津軽郡外ヶ浜町在住(63歳)
違反の概要:不法無線局(不法アマチュア無線)を開設し、電波法第4条の規定に違反した。
行政処分の内容:無線従事者(第四級アマチュア無線技士)として、その業務に従事することを本日から42日間停止する。
被処分者:青森県青森市在住(46歳)
違反の概要:不法無線局(不法アマチュア無線)を開設し、電波法第4条の規定に違反した。
行政処分の内容:無線従事者(第四級アマチュア無線技士)として、その業務に従事することを本日から42日間停止する。
2.法的根拠
本件処分は、電波法第79条第1項の規定に基づくものです。
電波法(昭和25年法律第131号)(抜粋)
第4条(無線局の開設)
無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。(以下略)
第79条第1項(無線従事者の免許の取消し等)
総務大臣は、無線従事者が左の各号の一に該当するときは、その免許を取り消し、又は三箇月以内の期間を定めてその業務に従事することを停止することができる。
一 この法律若しくはこの法律に基く命令又はこれらに基く処分に違反したとき。(以下略)
東北総合通信局は「電波利用秩序の維持を図るため、今後も着実な電波の監視を行い、電波法令違反に対しては厳正に対処してまいります」と説明している。
↓この記事もチェック!
<「免許をもっていても電波法違反です」と明記>総務省、「アマチュア無線は仕事に使えません!」ページ開設&リーフレット作成
<取り締まり対象者を明確化>総務省がアマチュア局の免許人(約35万通)に注意喚起ハガキ「-重要- アマチュア無線は仕事に使えません!」を送付
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク:
・東北総合通信局 電波法違反者に対する行政処分
・総務省 不法無線局の特徴・影響・障害事例(PDF形式)
●いったん広告です: