総務省は無線局の免許申請などに使用する電子申請システムのリニューアルと統合を2025年1月6日に予定している。この関係で現在アマチュア局の申請等のために開設している「電波利用 電子申請・届出システムLite」の利用者(ユーザIDの発行を受けている者)に対し、2024年12月10日(火)までに「登録している連絡用メールアドレスでメールの受信ができること」「複数のアカウントで1つのメールアドレスを重複使用していないこと」「現行システムのユーザID/パスワード」などの確認を必ず行うよう呼び掛けている。
総務省が「電波利用 電子申請・届出システムLite」トップページで発表した内容を抜粋で紹介する。
電波利用 電子申請・届出システムLiteをご利用の方へ
リニューアルに伴う事前手続きのお願い
令和7年1月6日(月)から『電波利用 電子申請・届出システムLite』は新システムにリニューアルします。リニューアルに伴い、令和6年12月10日(火)までにご確認いただきたい事項がございます。必ずご確認いただきますようよろしくお願いします。
①ユーザ情報の事前移行のために必要な連絡用メールアドレスの確認
連絡先に現在ご登録されている連絡用メールアドレスを利用して、ユーザ情報の事前移行(システム側での事前発行)を行います。12月10日(火)までに、以下2点をご確認いただき、必要があれば連絡用メールアドレスの変更をお願いいたします。
・登録している連絡用メールアドレスでメールの受信ができること
・複数のアカウントで1つのメールアドレスを重複使用していないこと
※現行システムで期限までに変更や確認ができない場合でも、令和7年1月6日(月)に稼働予定の新システムにて改めてアカウント発行を行うことで新システムを利用できますので、ご安心ください(本人確認審査を再実施しますので、利用可能になるまでに一週間程度を要します。特にリニューアル直後大量の申請がなされると、利用可能になるまで一週間以上かかる場合がありますのでご了承ください)。
②データ引継ぎのために必要な現行システムのユーザID/パスワードの確認
年内に申請を行い、現行システムで手続きが完了しないユーザや、新サイトへ申請履歴を引き継ぎたいユーザは、リニューアル後にデータ引継ぎ操作が必要です。データ引継ぎのためには、新システム稼働後に、現行システムのユーザID/パスワードの入力が必要です。現行システムのユーザID/パスワードは紛失しないようお願いいたします。
データ引き継ぎを希望される方で現行システムのユーザID/パスワードを失念し現行システムへのログインができない場合は、12月10日(火)までにユーザID/パスワードの再発行申請を行ってください。なお、新システムでは、はがきでのID/パスワード通知はなくなり、メールでの通知に変更します。
③現行システムでの新規ユーザ申請
新規ID発行・再発行は令和6年12月10日(火)までの申請分(不備なく受付可能なもの)で終了します。年内に新規の無線局申請の実施が必要な方は、期限までに新規ユーザ申請をお願いします。
※ユーザID/パスワードの発行や免許状の発給には時間を要します。年内に現行システムで手続きが完了しない場合、新システムでデータ引き継ぎを実施しないと手続きを再開することができません。年内に可能な限り手続きが完了するよう、上記期限よりもお早めに申請を進めていただくようお願いします。
※お急ぎでない方は、令和7年1月6日(月)以降に新システムにて新規アカウント発行を実施してください。新規アカウントの発行には一週間程度(リニューアル直後、大量の申請がなされると、利用可能になるまで一週間以上かかる場合がありますのでご了承ください)を要しますのでご注意ください。
詳細は「電波利用に関わるウェブサイトリニューアルのお知らせ」の「ご利用のみなさまへの重要なお知らせー電波利用 電子申請・届出システムLiteをご利用の方へ:リニューアルのポイント及び令和6年12月10日(火)までにご確認いただきたい事項について」をご確認ください。
このリニューアルが行われると「電波利用 電子申請・届出システムLite」は、新システムの「電波利用 電子申請」に統合される。
統合後は従来のID・パスワード方式(「電子申請・届出システムLite」に登録済みのメールアドレスをログインIDとして使用可)に加え、マイナポータル連携や電子証明書を使ったログインも利用できるようになる(新規利用者のID・パスワードはハガキからメールでの通知に変更される)。また申請・届出情報が一目でわかる「マイページ」が設けられるほか、Web問い合わせフォームも設けられるという。
なお既報のとおり、当初このリニューアルと同時に実施される予定だった「電子免許状」の導入および申請手数料の改定は2025年夏以降に延期されている。また「免許状の送料受取人払いサービス」は2024年12月27日をもって終了となる。
こちらの記事も参考に↓
【追記:導入は2025年夏以降に延期】<スマホでも電子免許状の検索や写し表示OK>総務省、無線局の電子免許状等の導入等に係る関係省令等の改正案に対する意見を6月13日まで募集
<手数料500円の価値はあるか!?>再免許申請時、無線局免許状の「送料受取人払いサービス」を希望したら、こうやって届いた!!
●関連リンク:
・電波利用 電子申請・届出システムLite
・電波利用に関わるウェブサイトリニューアルのお知らせ
・総務省『電波利用 電子申請・届出システムLite』リニューアルのお知らせ(JARL Web)
・アマチュア局向けリーフレット PDF
・免許状の送料受取人払いサービスの終了について
●いったん広告です: