産経新聞社のニュースサイト「産経ニュース」は2025年10月30日、「アマチュア無線100周年へ 体験運用で敷居低く、趣味から社会貢献まで活用の場広がる」と題した記事を掲載した。日本のAMラジオ放送が100周年を迎えたことを記念し、2024年10月から毎月末に掲載してきた特集「AMノスタルジー」の番外編という位置づけで、日本のアマチュア無線もまもなく100年の節目を迎えることから、その現状と制度改正によって可能になった体験運用や社会貢献での活用についてや、森田JARL会長のインタビューなどで構成されている。全文は産経ニュースのWebサイトから無料で読むことができる。
産経ニュースが掲載した「アマチュア無線100周年へ 体験運用で敷居低く、趣味から社会貢献まで活用の場広がる」と題した記事より。8K3EXPOの運用写真はJARLが提供した
産経ニュースが掲載した「アマチュア無線100周年へ 体験運用で敷居低く、趣味から社会貢献まで活用の場広がる」の記事は、最初に大阪・関西万博に設置された特別記念局での体験運用やARISSスクールコンタクトの様子を紹介。2023年3月までの段階的な制度改正で体験運用制度が実現したことや、平成6年度まで急カーブで上昇したアマチュア無線人口が、その後は携帯電話の普及で局数が減少したことに触れている。
さらに、携帯電話の普及が与える影響を “当時、複雑な思いで見ていた” という森田耕司JARL会長（NTTドコモ出身）へのインタビューを掲載し、制度改正でアマチュア無線が社会貢献活動にも活用できるようになったことを紹介。その後2020年頃にJARLの会員数が一時増加に転じたことについては、アイコム株式会社の広報がコメントしている。
記事は最後に「足元は制度的に整ったように見えるが、運用には国家資格の取得が必要で、無線機の購入というハードルがあることは変わっていない。SNSなどネット全盛の時代に、アマチュア無線の存在意義を伝えられるのか」と疑問を投げかけている。
詳細は下記関連リンクから産経ニュースの記事を参照のこと。
●関連リンク：
・アマチュア無線100周年へ 体験運用で敷居低く、趣味から社会貢献まで活用の場広がる（産経ニュース）
・連載「AMノスタルジー」記事リスト（産経ニュース）
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