アマチュア無線用の手作りオリジナルアンテナなどを頒布している「まるしぃの直売所」では、直接取り付けて素早くオンエアーできる小型軽量・無調整のワイドレンジエンドフェッドアンテナ「XEH-EF750」(2025年11月11日記事)が好評(XEHアンテナシリーズ累計500本突破)だったことから、移動運用での“最大出力50Wバージョンを”との要望にこたえる形で、内蔵トランスの改良・大型化などにより、このほど7MHz帯から50MHz帯までカバーする“最大耐入力50W仕様(7MHz帯SSBおよび10MHz帯以上すべての電波形式で50W、ただし7MHz帯CW/FT8は20Wまで)”の「XEH-EF750HD」を開発。有料頒布(12,000円+送料)を開始した。

移動運用を楽しむ無線家の要望にこたえる形で開発した、7MHz帯から50MHz帯までカバーする“最大耐入力50W仕様(7MHz帯SSBおよび10MHz帯以上すべての電波形式で50W、ただし7MHz帯CW/FT8は20Wまで)の「XEH-EF750HD」
まるしぃの直売所の堀越氏(アズミノCT271/JJ0XEH)が、アイコムのIC-705や八重洲無線のFTX-1シリーズなど、HF帯や50MHz帯をカバーする小型オールモードトランシーバーに直接マジックテープで取り付けられて、移動運用時に素早くオンエアーできる小型軽量・無調整のワイドレンジエンドフェッドアンテナの7~50MHz帯「XEH-EF750」と、3,5/3.8MHz帯「XEM-EF35M」を開発・頒布を行ったところ、そのコンパクトかつ軽量、扱いやすさなどから、移動運用を楽しむ無線家を中心に話題となった。
今回、多くの愛用者の中から移動運用での“最大出力50Wバージョンを”との要望があったため、それに応えるべくトランスの大型化などを施し、サイズが一回り大きくした「XEH-EF750HD」の開発・製作に至ったということだ。
ちなみに前作の「XEH-EF750」は、耐入力はHF帯SSBが10W、50MHz帯FM/SSBが10W(FT8:7MHz帯2W推奨、ハイバンドは発熱量に応じて調整)」、3,5/3.8MHz帯の「XEM-EF35M」は。SSBが10W、FT8が2Wとなっていが、「XEH-EF750HD」では、7MHz帯SSBおよび10MHz帯以上すべての電波形式で50W(7MHz帯CW/FT8は20Wまで)となった。
堀越氏は「XEH-EF750」や「XEM-EF35M」と同様に「見慣れた調整ダイヤル類はなありません。電源も不要です。それでいて、自在な長さのロングワイヤーを使うことができるのが特徴です。送受信性能としてはロングワイヤーにチューナーを使ったときと同じくらいで、エレメント長から期待する妥当な性能という多くの評価が届いています」と話している。
●【EF750HD紹介動画(まるしぃYouTubeチャンネル)
※画面をクリックすると動画がスタートします。
●50W版広帯域トランス搭載 7~50MHz帯無調整QRVワイドレンジエンドフェッドアンテナ「XEH-EF750HD」
・定格
周波数:7.0MHz~54MHz(送信) / FMラジオ(受信)/ VHFエアバンド(受信)
型式:エンドフェッド型(ノンラジアル)
利得:-
インピーダンス:50Ω
VSWR:1.5以下(定格値)/2.0以下(最悪値)
耐入力:50W(SSB/CW/FT8)※7MHz(CW/FT8)のみ20W、SSBは50W
コネクタ:BNC
エレメント端子:BNC(M4ネジ)
全長:85mm(全長)×60mm(全幅)×40mm(全高)
重量:153g
耐熱温度:70℃未満
備考:本アンテナに搭載の広帯域トランスは7MHz~50MHz全域でインピーダンス整合を行いVSWRを低下させることが可能ですが、実際の送信性能はエレメントの長さに依存します。送信性能を向上させるにはより長いエレメントを使用してください。仕様、価格は予告なく変更する場合があります。
【特徴】
・超広帯域、調整不要、ノンラジアル
専用設計の広帯域トランスを内蔵し、アンテナを設置するだけでシビアな調整作業なく7MHz~50MHzの全バンドでQRVできます。また電圧給電のためカウンターポイズも不要(※2)です。
・広帯域トランス
エレメントの長さによらず、すべての帯域でインピーダンスを整合しVSWRを低下させることが可能。調整機構を一切持たないまったく新しい技術です。
・高耐入力化
広帯域トランスの弱点であった耐入力の低さを第2世代では大幅に改善しました。それに伴い大型化しましたが、要望の多かった移動運用での最大出力に対応しました。50W運用だけでなく、IC-705で7MHzのFT8をフルパワーで運用したい方にもおすすめです。
・M4端子、BNC端子を搭載
M4端子にはワイヤーエレメントやロッドアンテナ、BNC端子には同軸を接続して常置場所やモービル運用で使用できます。
・CB並みの手軽さで移動運用の最大出力を
第1世代広帯域トランスと同様に、原則として調整を必要としない手軽なシステムでありつつ、移動運用で使用可能な最大出力である50W運用が可能になりました。
・固定運用も1本のワイヤーで
10mほどのワイヤーを設置しておけば、本アンテナの給電部を接続することで全バンドにQRV可能です。面倒なバンド切り替え操作や、再調整等は必要ありません。
・リグ内蔵チューナー併用可能
EF750HDのみでSWRが満足に下がらない場合は、リグ内蔵のチューナーを併用することができます。
※1 周囲の影響がない状態でSWR1.5以下。ワイヤーエレメントを任意長で整合可能ですが、周囲の影響等により特性が変化する可能性があるので測定してから送信することを推奨します。SWRは最大で2.0程度に収まるようにワイヤーの設置位置等を調整してください。ワイヤーエレメントは付属しません。なお無線機へ接続時にSWRが適正になるよう設計されているため、NanoVNA等で測定すると若干高い値が出ますが異常ではありません。
※2 外部電源使用時、一部の電源やモバイルバッテリー、ポータブル電源等でSWRが上昇することがあります。そのさいはリグのアース端子からアースやカウンターポイズを設置すると安定する場合があります。
【送受信性能】
本アンテナに内蔵の広帯域トランスは、様々なエレメント長で自在にVSWRを送信可能な水準に低下させますが、ほかのアンテナ同様に送受信性能はエレメントの長さに強く依存します。十分な長さのエレメントを使用している場合(5~10m程度)、送受信性能は短縮ダイポールと同等か僅かに低く、CPATUよりも高いという試験結果となっています。
【過大入力について】
定格を超えた出力で使用した場合、発熱によりSWRが徐々に増大します。そのときは、数分程度時間を空けて放熱を行うと元に戻ります。定格内でもCW/FT8では徐々に上昇する場合がありますが、定格表記の「最悪値」付近で上昇が止まります。
注文方法や初期不良対応、保証などについて、詳しくは記事下の「関連リンク」から確認してほしい。
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