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<4月12日の「世界宇宙飛行の日」を記念して…>日本時間4月10日(金)~14日(火)、国際宇宙ステーション(ISS)から437.55MHz(FM/10W)でSSTV画像を送信

4月12日の「世界宇宙飛行の日」を記念して、日本時間の2026年4月10日(金)21時00分から4月14日(火)22時55分まで、国際宇宙ステーション(ISS)からアマチュア無線バンドを使い、記念日にちなんだ複数のSSTV(Slow Scan Television)画像が繰り返し送信されるイベント「シリーズ31」(コールサインは「RS0ISS」)が行われる。従来、ISSからのSSTV画像の送信は145.80MHz(FM/25W)が使用されてきたが、無線機器のトラブルの影響で今回は437.55MHz(FM/10W)となったようだ。430MHz帯での運用となのでドップラーシフトによる周波数変動が最大で上下12kHz程度になると考えられる。なお、430MHz帯でのSSTV画像送信は今回で2回目となり、前回の2025年2月のときは出力が5Wだった(2025年2月11日記事)。

 

 

機械翻訳したX(旧Twitter)「ARISS – Amateur Radio on the ISS」のポスト画面

 

 

 世界初の人間(ガガーリン宇宙飛行士)を乗せた人工衛星ヴォストーク1号が、1961年4月12日にソビエト連邦によって打ち上げられたことを記念する「世界宇宙飛行の日」に合わせて、ISSからSSTV画像を送るイベント「シリーズ31」が行われる。

 

 ISSから届く画像は「世界宇宙飛行の日」にちなんだもののほか、アメリカの発明家で“近代ロケットの父”と呼ばれるロバート・ゴダード氏が人類初の液体燃料ロケットを1926年3月16日に打ち上げから100周年を迎え、さらにスペースシャトル「コロンビア号」の初飛行が1981年4月12日だったことを記念して、これらに関連した画像もオマージュとして送られてくるとしている。

 

 

 

●ISS-SSTVイベント「シリーズ31」

 

期間(日本時間):
イベント開始:4月10日(金)約21時00分
イベント終了:4月14日(火)約22時55分

 

コールサイン:RS0ISS
周波数: 437.55MHz (+/- ドップラーシフト)
ARISS送信電力:10W
SSTVモード:Robot 36
スケジュール:36秒ON/2分OFF

 

 

機械翻訳「SSからのSSTVシリーズ31の最新情報です。この5日間のイベントは4月10日に始まります。開始日が近づくにつれて、さらに詳しい情報をお知らせします」「このイベントの日程が固まりつつあります」(ARISS – Amateur Radio on the ISSから)

機械翻訳「SSTV Series 31『世界宇宙飛行の日』の開始まであとT-7日です。この70cmバンドイベントは、次の金曜日の12:00 UTC | 8:00 AM ETごろに開始されます」(ARISS – Amateur Radio on the ISSから)

 

 

 今まで記念イベントでISSから送られてくるSSTV画像は、145.80MHz/FMを使用してSSTVモードは「PD120」だった。しかし、今回は437.55MHzであるため、SSTVモードは「Robot  36」となったようだ。

 

「Robot 36」は低解像度なので1枚を送るのに要する時間が短くて済む。これは430MHz帯のほうが、145MHz帯に比べてドップラーシフトが大きく、さらに今回のイベントでは出力が10Wと小さく、弱い信号でも比較的画像が再現しやすくなることを考慮したためだと考えられる。

 

 

【PD120モードの特徴】

・時間をかけて高解像度の画像が送れる
・ISSのSSTVイベントなどでよく使われる定番方式(モード)
・送信時間は約120~126秒で、解像度は640×496ピクセル
・ISS送信時のドップラーシフトは+/-5kHz程度

 

【Robot 36モードの特徴】

・カラーモードとして古くからある
・弱い信号でも比較的画像を再現しやすく
・小型衛星からのSSTV送信などで用いられることが多い
・送信時間は約36秒で、解像度は20×240ピクセル
・ISS送信時のドップラーシフトは+/-12kHz程度

 

 

 

<参考>運用期間中の日本各地ISS飛来時刻(地域によっては一部)
(時刻はJST、JAMSAT公表のデータから)

 

※2026年4月6日時点で公表されているデータを基に作成しています。ISSの軌道修正などのため、飛来日までに日数がある場合の予測データは実際の飛来時刻とずれが生じることがあります。受信前に最新のデータをご確認ください。
※ロケーションやアンテナにもよりますが「仰角30度以上」がSSTV画像の良好な受信の目安です(下表では特に良好に受信できると予測されるピーク時の仰角に「※」を付記しています)。

 

 

 

 

 

 

 
 
 

 使用される周波数は437.55MHz(ドップラーシフトによる+/-12kHz程度の偏差あり)で、FMモードにSSTV信号(Robot 36)を載せて送信される。ISSの軌道はインターネット上で公開されているほか、「ISSディテクター」「SSTV Slow Scan TV」など便利なスマホアプリもある。

 

 受信方法などは、下記関連リンク「ISS/国際宇宙ステーションのSSTVをSDR#+RX-SSTVで受信してみましょう。(Plus RTL-SDR)」などが詳しい。また、最新のスケジュールは関連リンクの「ARISS-SSTV images」で確認できる。

 

 地上で受信できた画像は、オンラインで投稿(画像アップロード)でき、「ARISS SSTVギャラリー」で閲覧ができる。過去に実施されたISSから送信されたSSTV画像は多くの局が受信に成功し、X(旧Twitter)やFacebookなどで受信画像がアップされている。

 

 SSTV画像の送信は、ISSでの使用を想定した特別仕様モデル、JVCケンウッド製のセパレート型V・UHF帯トランシーバー「TM-D710GA」が使用される見込みだ。2020年初めに、SpaceX社のCRS-20(Falcon9ロケット)で打ち上げられ、ISSの欧州実験棟「Columbus(コロンバス)」に搭載された(2020年3月13日記事)。

 

 

JVCケンウッド製のセパレート型V・UHF帯トランシーバー「TM-D710G」

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<437.80MHzを受信してみよう>国際宇宙ステーション(ISS)に次世代のアマチュア無線システム設置、144/430MHz帯のクロスバンドレピータが運用開始

 

<特別仕様「TM-D710GA」が欧州実験棟に>JVCケンウッド「当社製アマチュア無線機の国際宇宙ステーションへの搭載が決定」と発表

 

 

 

●関連リンク:
・ARISS – Amateur Radio on the ISS(X/旧Twitter)
・世界宇宙飛行の日(Wikipedia)
・液体燃料ロケット(Wikipedia)
・スペースシャトル(Wikipedia)
・ISS/国際宇宙ステーションのSSTVをSDR#+RX-SSTVで受信してみましょう。(Plus RTL-SDR)
・SSTV通信ソフト MMSSTV
・日本各地の衛星通過時刻の予報(JAMSAT/日本アマチュア衛星通信協会)
・#きぼうを見よう(KIBO宇宙放送局)
・ISSディテクター(Google Play)
・TM-D710E Caracteristiques(KENWOOD France)

 

 

 

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