日本のアマチュア無線界の最大の祭典として、1977(昭和52)年から開かれている「アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア)」。48回目の今年は2026年8月29日(土)~30日(日)に、東京都江東区有明1丁目の「有明GYM-EX(ありあけジメックス)」で開催される。ここでは来場方法などを中心とした総合案内をお届けする。主要ブースなどの出展内容はhamlife.jpの「ハムフェア2026まとめコーナー」で、さらに会場内のイベント情報や公式頒布品は8月25日掲載記事で見ることができる。


昨年8月、有明GYM-EXで開催された「ハムフェア2025」のテープカットと賑わう会場内。2日間で42,000人が来場した
ハムフェアは2024年から東京ビッグサイトを離れて、新会場の「有明GYM-EX」で開催されている。まずは開催概要とアクセスを紹介しよう。
◆「ハムフェア2026」の開催概要(主催者発表の情報を抜粋)
★名称:第48回アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア2026)
★キャッチフレーズ:「JARL創立100周年 ~好奇心のアンテナをたてよう~」
★主催:一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)
★後援:総務省、文部科学省、東京都、NHK、公益財団法人 日本無線協会、一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会、日本アマチュア無線機器工業会
★協賛:CQ ham radio、電波新聞社、電波タイムス社、子供の科学
★会期:
・8月29日(土)10時~17時 ※テープカットは9時45分から
・8月30日(日)10時~15時30分
★会場:有明GYM-EX(東京都江東区有明1-10-1)
★入場整理費(会期中有効):
・一般料金:2,000円
・JARL会員:1,000円(会員証提示がない場合は一般料金)
・障害者手帳提示:1,000円(付き添い1名無料)
・22歳未満の青少年:無料(直接入場ゲートに行き、年齢のわかる身分証明書を提示)
★ブース出展数:234ブース(hamlife.jp調べ、ポスター展示を含む)
※参考:「ハムフェア2025」は197、「ハムフェア2024」は185、「ハムフェア2023」は170、「ハムフェア2022」は162、「ハムフェア2019」は223だった
有明GYM-EXは「東京2020オリンピック・パラリンピック」の体操、新体操、トランポリンなどの競技会場になった有明体操場を改装、2023年5月にオープンした展示場で、内部には展示ホールが1つしかない。つまりハムフェア2026の貸し切り状態だ。
ただし建物や敷地内にアンテナタワーを建てることができず、会場内に設置する特別記念局(8J1HAM)は今年も各バンドがリモート運用になる(周波数帯別で東京都三鷹市、青梅市、武蔵野市、小金井市を予定)。なお8J1HAM運用希望者の事前抽選はすでに終了している。

「ハムフェア2026」会場となる「有明GYM-EX」
◆交通アクセス
★新橋・豊洲方面から:
新交通ゆりかもめ「有明テニスの森」下車 A2出口から徒歩5分
https://www.yurikamome.co.jp/

「有明テニスの森」駅のA2出口を出ると有明GYM-EXの建物が見えている
●タイムラプス動画「有明テニスの森」駅から「有明GYM-EX」会場内まで
(hamlife.jp 2024年2月1日撮影)
※画面をクリックすると動画がスタートします。
★新木場・大井町・大崎方面から:
りんかい線:「国際展示場」下車。徒歩17分または新交通ゆりかもめ「有明」駅から「有明テニスの森」まで1駅
https://www.twr.co.jp/
★虎ノ門ヒルズ・新橋・勝どき方面から:
東京BRT(直通バス): 幹線ルート B05/B06系統「有明テニスの森」下車 徒歩5分
https://tokyo-brt.co.jp/
★自動車の場合:首都高速「台場」「豊洲」「有明」出入口などを利用
※ただし会場の一般来場者用駐車場はすでに両日とも予約販売が予定台数に達している。
会場から徒歩約10分の商業施設「有明ガーデン」に1,800台収容、24時間営業の有料駐車場があるが、土日祝の駐車料金は30分500円で、最大料金の適用がなく “青天井” で課金される。

◆有明GYM-EX利用時に注意しておきたい事項(初めて参加する方のために)
★会場にカフェやレストランはなく、コンビニまで徒歩8分
有明GYM-EXの建物内に、カフェやレストランなどの飲食施設は1つもない。最も近い飲食施設は徒歩約10分のところにある大規模商業施設「有明ガーデン」内のレストランだ。同施設の1階にはスーパーのイオンスタイルも入っている。また首都高速10号晴海線の向こう側になるが、会場から徒歩約6分の「有明アリーナ」(江東区有明1-11-1)にはカフェがある。
なお会場内の休憩コーナーに下記飲食店のキッチンカーが3台入る予定だ。
・高橋珈琲店:キーマカレー、ひき肉の生姜焼き丼、ホットコーヒー、アイスコーヒー、カヌレ
・成田ゆめ牧場:自家製ジェラート、肉巻きおにぎり、骨付きリブフランク、牛乳、いちご牛乳
・ピンクブーブー:ステーキ丼、角煮丼、チャーシュー丼、ドリンク各種

有明GYM-EXのロビー(ホワイエ)。売店や飲食施設は1つもない

「成田ゆめ牧場」の巨大な牛形キッチンカーが今年もやってくる!
また会場内は、飲物の自動販売機の数も限られている(ホール内にはない)。最寄りのコンビニは会場から新交通ゆりかもめ沿いに徒歩約8分、有明ガーデン手前「有明コロシアム東交差点」の「ローソン 有明コロシアム前店」だ。または有明ガーデン1階のイオンスタイルを利用するのが良いだろう。
会場内は空調が稼働しているとは言え、猛暑の中での開催になるので、飲み物を持参し喉が渇く前に飲むのがおすすめだ。なお会場内での飲酒(酒類の持ち込み)は主催者により全域で禁止されている。

飲料の自動販売機はロビーの3か所に設置(ホール内にはない)
◆今回の入場方法と、会場内での注意事項
★入場券と入場方法
昨年の「ハムフェア2025」から紙のチケットが廃止されている。ハムフェア実行委員会はQRコードを利用した電子チケットの事前購入を強く推奨しているが、長時間の行列を覚悟するなら会場外に設けられる「チケット販売窓口」で入場料を支払うこともできる。
方法① PCかスマホで「Teket.jp(テケト)」にアクセスし事前に電子チケットを購入
・Teket.jpは利用者登録が必要
・クレジットカード払いやコンビニ決済が利用できる
・購入後、メールで届くQRコードを保存し、当日会場の入場ゲートで機械にかざす。その際にリストバンドを受け取って腕に装着し、スタッフに提示して入場完了。
※JARL会員割引(2,000円→1,000円)を受けるためには、Teket.jpでの購入前に「JARL.comのクーポンコード掲載ページ」にアクセスすると表示される「クーポンコード」(アルファベット+数字の10桁)とコールサインの入力が必要になる。チケット購入後に割引を受けることはできないので、十分注意していただきたい。
※電子チケットの詳しい購入方法は、ハムフェア.jpの「teket.jp(テケト)でのチケット購入方法」に案内があるので必読のこと。

電子チケットの事前購入方法はハムフェア.jpでよく確認しよう。JARL会員割引を適用するには、先にクーポンコードの入手が必要になる
方法②当日、会場外のチケット販売窓口で購入する(支払いは現金のみ)
会場外(建物内通路の奥)に設けられる「チケット販売窓口」の行列に並び、現金で入場料を支払い、リストバンドを受け取って腕に装着。入場ゲートで提示して入場する。
・JARL会員割引を受けたい場合はJARLの「会員証」や「ライフメンバー会員証」の現物提示が必要。コピーやプリントアウトは無効
・22歳未満の来場者は、年齢のわかる身分証明書を用意して入場ゲートへ直行し、確認を受けてリストバンドを受け取る(チケット販売窓口には行かなくて良い)
腕に装着したリストバンドは2日間の会期中有効。1日目にリストバンドを受け取れば、2日目もその提示で入場可能。破損した場合や1日目の夜に入浴などでリストバンドを切った場合は、2日目にそれを持参すれば入場可能。

リストバンドのサンプル(ハムフェア.jp公式Xアカウントより)
★会場外に「JARL入会受付カウンター」は設置されていない
「ハムフェア2024」まで設置していた「場外のJARL入会受付カウンター」は、不正利用を含むいくつかの問題が解消されなかったため、2025年より設置を取りやめ、場外カウンターでの入会によりハムフェアの入場券が無料となる特典も廃止となっている。
★今年の会場レイアウトと前回からの変更点
ハムフェア2026の出展ブース情報(検索機能つき)はこちら。
今回はサテライトステージをホール外(多目的会議室)に移し、休憩スペースを昨年の約1.5倍に拡大した。また短時間の休憩が可能な「おもいやりベンチ」も増やしている。一方、休憩スペースでの「無線運用・関連機器を設置しての運用」「展示販売、取引」「荷物などを置いての座席占有」「イスの持ち出し」「飲酒」は明確に禁止された。
一方、JARL100周年記念の年表をタペストリーで展示したり、初のポスター出展が予定されている。

「ハムフェア2026」会場マップ。ハムフェア.jpでPDF版がダウンロードできる
★初日夜の「アイボールパーティ」(会費制)の開催なし
昨年に引き続き、初日夜の恒例だった「アイボールパーティ(有料)」は行われない。
★公式「ハムフェアチャンネル」の会場ライブ配信は行わない
今年もイベントコーナーやサテライトステージなどのライブ配信は行われない。
★日本無線協会による3アマと4アマの「臨時国家試験(当日受付)」も今回開催されない。
★会場内での無線運用は「出力1W以下」に
ハムフェア実行委員会では「出展者・来場者を問わず、会場内での無線運用は、無線機の最小出力または1ワット以下で行ってください。「%指定」の場合は1%設定、High/Lowの場合はLow設定での運用をお願いします。なお、最低出力が2ワット前後となる一般的なハンディ機等については使用可能ですが、5ワット・10ワット固定などの無線機について、それを「最低出力」として使用することは認めておりません」と呼び掛けている。

会場内の無線運用は1W以下で
◆メインステージとサテライトステージなどのイベントスケジュール、公式頒布品の情報
メインステージのイベント内容、サテライトステージでの発表内容、工作教室のメニュー、スタンプラリーについて、ハムフェア実行委員会の公式頒布品の情報は、別記事(【ハムフェア2026】<数量限定で「記念ストラップ」や「記念冊子」を販売>メイン&サテライトステージのプログラムからスタンプラリー、工作教室まで会場内イベント情報)を参照のこと。
◆会場内のラジオ公開収録スケジュール
茨城県の「FMぱるるん」が毎週放送しているアマチュア無線3番組の公開収録が、FMぱるるんアマチュア無線クラブのブース(C64)で30日(日)に行われる。スケジュールは下記の通り。
①「OMのラウンドQSO」
・日時:8月30日(日)10:45~11:15
・ゲスト:JARD種村会長(JG2GFX)
②「ビームアンテナ」
・日時:8月30日(日)11:20~11:50
・ゲスト:JARL森田会長(JA5SUD)
③「CQ ham for girls」
・日時:8月30日(日)13:00~13:30
このほか会場内には、アマチュア無線のラジオ番組「ハムのラジオ(ブース番号:C05)」「QRL(同 C07)」「QSY(同 C04)」も出展する。この3番組は会場内での公開収録は予定していないが、次のように案内している。
・ハムのラジオ:ブースにお越しいただいた18歳以下の方と、ジングル録音をしていただいた方は、素敵なプレゼントが当たるくじ引き(空くじなし)ができます。
・QRL:ブースではステッカーを配布します。また日曜日の午後、番組キャラクターの “VK帰りのルーシー” が会場内をうろついて突撃インタビューを行い、後日QRLの番組コーナーの合間で “ショートメッセージ” として紹介します。基本的にはお子様と女性を中心にお声がけします。
・QSY:ブースにお越しになった方に、番組スポンサーからの提供でサンプル部品(ミノムシクリップ、ターミナル、ラグ板など)をプレゼントします。できればハムフェアでは皆さんの声も録音して番組で使いたいと思います。
◆会場内でJARLの「すべてのRL局」(合計11局)が運用
JARLの8月27日付けメールマガジンによると、「ハムフェア2026」会場内からJARLが開設した「すべてのRL局」(JA1RL/JA2RL/JA3RL/JA4RL/JA5RL/JA6RL/JA7RL/JA8RL/JA9RL/JA0RL およびJR6RLの合計11局)が144/430MHz帯で運用を行うという。JARLは「トランシーバーを持参して、すべてのRL局と交信しましょう」と呼び掛けている。
◆会場内に設置される、臨時D-STARレピータ局
ハムフェア会場内の連絡用として、今回も臨時のD-STARレピータ局(インターネット接続)を開設予定だ。JARL D-STAR NEWSは次のように発表している。
★コールサイン:JP1YJJ(予定)
★周波数
439.25MHz(DV)JP1YJJ A
1291.31MHz(DV)JP1YJJ B
439.07MHz(DV) JP1YJJ C (439.07は有明GYM-EX建物内での運用に限ります)
1270.625MHz(DD)JP1YJJ
★ローカルIP :10.0.0.25
★運用期間:8月29日・8月30日のハムフェア期間内(8月28日は設置にともなう試験運用を行います)
「会場外」からのゲート越え呼び出しは439.25MHz・JP1YJJ Aで
「会場内」からのゲート越え呼び出しは439.07MHz・JP1YJJ Cという使い分け推奨
「会場内同士」の交信は適宜両周波数を利用可能。
会場内での運用はゲート越え呼び出しを含め 439.25MHz・JP1YJJ Aで行う
439.07MHzのJP1YJJ Cは会場建物外での運用は絶対しないこと。
439.25MHzのJP1YJJ Aはアクセスできる範囲で利用して構わない。
◆メーカーブース 注目の展示(情報は8月28日夕方まで順次更新)
・アイコム
新製品「X-026」の製品バージョンを29日(土)10:30にお披露目(実動するものを3台展示予定)。その他 ID-5200などの新製品展示、IC-7760などを使ったリモート操作・受信体験、IC-905による24GHz帯のデモ運用など。ブース内でトークイベントあり(詳細はこちら)
・八重洲無線
YAESUブランドのオールラインアップを実働展示、C4FMデジタル対応のレピータ装置展示。該当者対象でオリジナル記念品のプレゼント(次項目参照)を予定。
・JVCケンウッド
新発売のモービル機「TM-D750シリーズ」の展示が中心。ケンウッド80周年を記念するスペシャルイベントを1日1回開催(詳細はこちら)。
・アルインコ
特定小電力トランシーバーの新製品「DJ-P420シリーズ」展示、デジタル簡易無線(登録局)の参考出品「DR-DPM80H」あり。ジャンク品販売、デジ簡(DCR-PROシリーズ、増波済み機種)の“ユーザーネーム機能”追加更新サービス(有料)も実施(詳細はこちら)。
・エーオーアール
SDR技術を利用したデジタル受信機の展示。「PERSEUS22」や、AIRSPY社のSDR標準ソフト「SDR#」と同社受信機の連携デモンストレーション
・ユニデンホールディングス
ハンディタイプのCB無線機「CB001RJ」の展示、各種製品展示、「BC160J-WED 60周年記念限定モデル」の会場限定25台販売など (詳細はこちら)
◆メーカーブースのプレゼント企画(情報は8月26日夕方現在)
★「D-STAR持って行こうキャンペーン」(アイコム、JVCケンウッド)
・アイコム製のD-STARトランシーバーとハムフェア入場券(または出展者証)をアイコムブースに、JVCケンウッド製のD-STARトランシーバーをJVCケンウッドのブースへ持参すると、数量限定でオリジナルグッズを数量限定でプレゼント。
・持参のD-STARトランシーバーの台数にかかわらず、1人1個限り。数量に達した時点でキャンペーンを終了。
★アイコム、MUSENモール、月刊FB NEWS合同企画「3ブースコラボ スタンプラリー」
・「アイコム(ブース番号:B12)」「MUSENモール(B06)」「月刊FB NEWS(C06)」の各ブースを巡って、スタンプカードに3ブースのスタンプを集めると、アイコムブースでくじ引きができる。
・スタンプ台紙は各ブースとも先着100名(計300名様)まで配布し、なくなり次第終了。
・景品はなくなり次第終了。
★八重洲無線オリジナルグッズプレゼント
・日頃の感謝を込めて、次の項目に当てはまるユーザー、WIRES-Xによる交信体験した方にもれなく「特製YAESUオリジナル記念品」を進呈。
①FTDX101シリーズ / FTDX10シリーズ / FT-710シリーズ / FTX-1シリーズ / FT-991Aシリーズ / FT-891シリーズのオーナー
②WIRES-Xのノードオーナー
③ 会場内のWIRES-X特設ノード経由にて交信した方(使用した無線機を持参してブース受付へ)。
上記①~③のいずれかに該当した人は、八重洲無線ブースに表示してあるQRコードを読み取り、アンケートに回答の上でブース受付へ(スマホが対応できない場合はスタッフへ申し出ること)。
※八重洲無線ブースのWIRES-Xコーナーでは、特設のオープンノード(20610ルームに接続)を開設予定。周波数などは当日発表。同社は「ぜひC4FM搭載の無線機を会場にお持ちください。難しい設定は一切不要です。ワッチはしたことがあるけど、まだ交信した事はない…という方はこの機会にWIRES-Xを体感してみませんか?」と案内している。
◇
待望のハムフェアがいよいよ開幕する。今年も猛暑の中の開催だが、熱中症の予防と感染症の防止、体調維持に留意しながら、事故なく2日間を楽しみたい。
なお、出展各社のブース番号は、「【ハムフェア2026】<ハムフェア実行委員会が「出展者一覧」と「会場レイアウト」を発表>hamlife.jp調べで出展総数が37団体増えて234団体(ポスター出展予定を含む)に拡大」の既存記事(2026年7月3日記事)で場所の確認ができる。
●「ハムフェア2026」情報のまとめページ(このバナーをクリック!)
●関連リンク:
・JARLハムフェア2026開催概要(JARL Web)
・ハムフェアインフォメーションサイト「ハムフェア.jp」
・ハムフェア 一般向けコミュニティ(Facebookページ)
・ハムフェア公式X(旧Twitter)
・ハムフェア 会場案内図 PDF(ハムフェア.jp)
・有明GYM-EX 交通アクセス(東京国際展示場)
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