アルインコ株式会社電子事業部は2026年8月29日、有明GYM-EXで始まった「ハムフェア2026」の同社ブースで、1台でRALCWI方式/AMBE方式の両コーデックに対応した351MHz帯デジタル簡易無線機(登録局)の「DR-DPM80H」を発表した。さらに420MHz帯の特定小電力トランシーバーの新製品「DJ-P420シリーズ」の展示などを行った。

ハムフェア2026のアルインコブース
351MHz帯のデジタル簡易無線(登録局)では、大多数のメーカーが音声コーデックに米国DVSI社が開発した「AMBE(アンベ)」という方式を使用しているが、アルインコではAMBE採用機種のほかに英国CML Microcircuits社が開発した「RALCWI(ラルクウィ)」というコーデックを採用した製品も一部発売している。両コーデックに互換性はなく、結果的にRALCWIを採用しているアルインコの機種は “他局に傍受されにくい” という利点がある。
ハムフェア2026で参考出品された「DR-DPM80H」は、AMBEのみを搭載している現行機種「DR-DPM80」と同一デザインで、コンパクトでIP54相当の防水性能、拡声器機能搭載といった特徴はそのまま、同社製品で初めてAMBE方式とRALCWI方式の両コーデックを搭載していることが特徴だ。

コーデックにAMBEとRALCWIの両方式を搭載した351MHz帯のデジタル簡易無線機(登録局)「DR-DPM80H」

DR-DPM80Hの背面
コーデックの切り替えは簡単で、セットモードの「コーデック設定」から行える。両コーデックの無線機を使用している現場などでは便利な存在になるだろう。

コーデックの切り替えは簡単で、セットモードの「コーデック設定」から行う

AMBE方式を選択したところ

RALCWI方式を選択したところ
さらに特定小電力トランシーバーの新製品「DJ-P420シリーズ」は、長年多くのユーザーが愛用している「DJ-P221シリーズ」の後継モデルで、べーシックタイプの「DJ-P420(LA/MA)」と、ノイズキャンセル機能を搭載する「DJ-P420NC(L/M)」の2機種4バリエーションがある。いずれも単3乾電池1本で動作する。

「DJ-P420シリーズ」の宣伝用バナー

新製品のDJ-P420シリーズを展示
いずれもサブPTTキーを採用し、好みの機能が割り当てられるほか、音量をDJ-P221シリーズの60mW から100mWまで引き上げている。さらに話すタイミングを知らせるスタートピーとエンドピピ、DCSのグループトーク、接客モードなどを追加採用した。
また「DJ-P420NC」は、送信音に乗る環境騒音をデジタル処理で低減し、工場などでもクリアな音質で通話できる「AIノイズキャンセル機能」を搭載しているのが特徴。この機能を活かしてDJ-TX/RXガイドシステムの送信機としても使えるように、TX82相当のチャンネル設定機能も採用している。

AIノイズキャンセル機能を搭載しているDJ-P420NC

DJ-P420NCの背面

会場で配布していたDJ-P420NCのカタログより

会場で配布していたDJ-P420NCのカタログより
このほか同社ブースでは、安定化電源「DM-425MV」も参考出品されていた。これは四半世紀にわたって販売してきた安定化電源のDM-330MVがパーツ供給の関係で遠からず生産完了となる見込みで、その際は後継としてこの製品が登場する予定という。スペックは最大連続電流が25A、瞬間最大30A。市場価格はDM-330MVと同等を想定とのこと。

参考出品の安定化電源「DM-425MV」のフロントパネル。基本的にはDM-330MVを踏襲している

DM-425MVの背面
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●関連リンク:
・第48回アマチュア無線フェスティバル ハムフェア2026に出展!(アルインコ電子事業部 お知らせ)
・製品情報 DJ-P420シリーズ
・製品情報 DJ-P420NCシリーズ
・アルインコ株式会社電子事業部
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