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<周波数の整理・共用を進めるためアマチュア局の登録局数減少を重要視!?>総務省、「周波数再編アクションプラン(令和8年度版)(案)」を公表して10月23日まで意見募集

「電波の利用状況調査の評価結果等に基づく具体的な周波数の再編を円滑かつ着実に実施するため」として、総務省総合通信基盤局電波部電波政策課は「周波数再編アクションプラン(令和8年度版)(案)」を公表し、9月19日(土)から10月23日(金)まで広く一般からの意見募集を開始した。毎年この時期に行われている「周波数再編アクションプラン」の策定だが、アマチュア無線に関する記述について昨年の「令和7年度版」と比べると、内容の骨格はほぼ同じで大きな方針変更は見当たらなかった。しかし、アマチュア局の登録局数の減少数に言及して、「ピーク時の1/4程度」から「ピーク時の1/4以下」に表現が厳しくなっている。これは総務省が将来的に周波数の整理・共用を進めようとしている意味で、アマチュア局の“利用者減少”を重要視しているということだろうか。

 

 

総務省が公表した「周波数再編アクションプラン(令和8年度版)(案)」に明記されている「(12)アマチュア無線周波数帯における周波数の割当てや共用等の検討」の部分(hamlife.jpが赤枠を記載)

 

 

 今回公表された「周波数再編アクションプラン」について、「令和8年度版(案)」と、昨年の「令和7年度版」のアマチュア無線に関する記述だけに絞って比べると、骨格はほぼ同じで、大きな方針変更か所は見当たらなかったが、「令和7年度版」では「アマチュア無線については、ピーク時の1/4程度(ピーク時(平成6年度):1,364,316局、令和7年 3月末:344,105局(25.2%))にまで利用者が減少している状況であり…」が、「令和8年度版(案)」では「アマチュア無線については、ピーク時の1/4以下(ピーク時(平成6年度):1,364,316局、令和8年3?末:329,653局(24.1%) にまで利用者が減少している状況であり…」と、表現が厳しくなっている。

 

 これは単なる数字の更新だけでなく、総務省が将来的に周波数の整理・共用を進めるうえで、アマチュア無線の利用者減少を重要視していると思われる。

 

「(12)アマチュア無線周波数帯における周波数の割当てや共用等の検討」として、今回公表された「令和8年度版(案)」でも「10.1~10.15MHz帯において、国際的な電波の新たな利用需要や国際分配等を踏まえ、固定業務との共用検討を行う」「430~440MHz帯等において、第4章II4(2)①自営系無線システムに併せた検討を進める」「10.45~10.5GHz帯、24~24.05GHz帯、47~47.2GHz帯において、特定実験試験局の対象周波数とすることを検討する」など依然明記されていた。

 

 とくに「バンドプラン全体の見直し」がそのままで、「国際的な電波の利用動向、他の新たな電波システムの需要やアマチュア無線の態様等を踏まえ、いわゆるバンドプラン(運用規則告示)全体の将来的な見直しや更なる共用の推進に向けた検討を進める」という考え方は維持。総務省は「本案について寄せられた御意見を踏まえ、策定した『周波数再編アクションプラン(令和8年度版)』を速やかに公表するとともに、具体的な取組を確実に実行します」と説明している。

 

 

 総務省が公表した「周波数再編アクションプラン(令和6年度版)(案)に対する意見募集」は以下のとおり(一部抜粋)。

 

 


 

周波数再編アクションプラン(令和8年度版)(案)に対する意見募集

 

 総務省は、具体的な周波数の再編を円滑かつ着実に実施するため、「周波数再編アクションプラン(令和8年度版)(案)」を作成しました。

 

 つきましては、本案について、令和8年9月19日(土)から同年10月23日(金)までの間、意見を募集します。

 

 

1.意見募集の対象
 周波数再編アクションプラン(令和8年度版)(案)(別紙1PDFのとおり)

 

2.概要
 総務省は、電波の利用状況調査の評価結果等に基づく具体的な周波数の再編を円滑かつ着実に実施するため、平成16年度から毎年、「周波数再編アクションプラン」を策定・公表し、具体的な取組を示しています。
 今般、令和7年度電波の利用状況調査に係る電波の有効利用の程度の評価結果(令和8年8月発表)等を踏まえ、「周波数再編アクションプラン(令和8年度版)」を策定するに当たり、意見を募集します。なお、本案の概要は、(別紙2PDF)のとおりです。

 

3.意見募集の要領
 意見募集要領(別紙3PDFのとおり)

 

4.意見提出期間
 令和8年9月19日(土)から同年10月23日(金)まで
 ※郵送については、締切日の消印まで有効とします。

 

5.今後の予定
 総務省では、本案について寄せられた御意見を踏まえ、策定した「周波数再編アクションプラン(令和8年度版)」を速やかに公表するとともに、具体的な取組を確実に実行します。

 


 

 

 日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林良太氏のブログでは、「周波数再編アクションプラン」の前回の「令和7年度」と、今回の「令和8年度(案)」の記述の違いを比較しながら、「書きっぷりは昨『7年版』から変わっていないです。数値だけがアップデートされています」と紹介している。

 

 また「本アクションプランが、いろいろな制度改正の起点となりがちです」として、「R6年版にあった【レピータ専用バンドの開放』の記述(2400~2450MHz帯、5650~5850MHz 帯、10.0~10.25GHz帯の周波数帯において、いわゆるバンドプラン(運用規則告示)のアマチュア業務の中継用無線局の使用が低調又は使用されていない周波数の使用区別があることを踏まえ、検討を行う)は、のちに実行されました」と言及。記事下の「関連リンク」から確認できるので参考にするといいだろう。

 

 

 

●関連リンク:
・総務省 周波数再編アクションプラン(令和8年度版)(案)に対する意見募集
・周波数再編アクションプラン(令和8年度版)(案)(PDF形式)
周波数再編アクションプラン(令和8年度版)(案)概要(PDF形式)
・パブコメ募集:周波数再編アクションプラン(令和8年度版)(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

 

 

 

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