既報のとおり、株式会社三才ブックスは“日本唯一の周波数の大辞典”である『周波数帳2014-2015』を10月22日(火)に発売する。価格は3,990円。3年ぶりの刊行となる今号は、総ページ数が1,718ページで、厚さは65mm、重量1720gというビッグサイズ。まさに無線マニアの“腕”を鍛える本になりそうだ!?
“日本唯一の周波数の大辞典”として三才ブックスが1982年から刊行している『周波数帳』。以前は毎年発売されていたが、iPhoneやAndroid用アプリ版「周波数帳」の提供が始まったこともあり、書籍ベースでは3年ぶりの刊行となる。同書の特徴について、三才ブックスは下記のように説明している。
『消防無線を筆頭にデジタル化の波がじわりじわりと浸透してきている無線業界ですが、まだまだアナログ波が多いのも事実です。それらの聞こえる無線を探し出すための「周波数の大辞典」が『周波数帳2014-2015』となって3年ぶりに登場しました。
本書は2部構成となっており、消防無線や航空無線などの聞きたいジャンルから周波数を調べられる「ジャンル編」と45Hz~1000GHzまでの周波数を低い方から順番に並べていった「周波数順編」になっています。使いやすさはそのままに、データが拡充しています』
●第1章・ジャンル編の掲載ジャンル
消防/警察(署活)/防災行政/エアーバンド/鉄道(JR・私鉄)/バス/船舶/ミリタリー/官公庁/ライフライン/新聞/テレビ局・ラジオ局/銀行/警備・現金輸送/簡易無線/業務無線/レース/ワイヤレスマイク/運輸/タクシー/AM・FMラジオ/地上波デジタルテレビ放送/アマチュア無線レピータ/盗聴波
●特別付録
周波数順データをCD-ROM化。本年度版は前回から大幅に進化しており、周波数帯域はもちろん、キーワード検索や県別検索など、検索性をアップさせています。
対応OSはWindowsXP SP3/ Windows Vista / Windows7 / Windows8(デスクトップモードでの動作に限る)、MacOSX 10.6.8以降(ボーナスコンテンツとして提供しているものです。正常に動作しない場合がございますのであらかじめご了承ください)での動作となります。
--先に公開された表紙サンプルでは、大きな文字の誤り(Very Low Frequencyを「VLF」ではなく「VHF」と表記)が発覚し話題となったが、印刷所での修正が間に合い、販売品の表紙ではきちんと「VLF」と表記されていた。
なお『周波数帳2014-2015』の総ページ数は1,718ページあり、厚さは65mm、重量は1720g。重量比でID-51の6.7台分、iPhone5Sなら15.4台分に相当するビッグサイズで、持ち運びは正直なところ大変だ。それゆえ本書の購入には「通信販売」の利用を検討するとよいだろう。
<追記10/23>
「周波数帳2014-2015」の表紙にもうひとつ誤植があることが、ある受信マニアのブログによる指摘で判明した。
MF(中波)を「Mediun Frequency」と記載しているが、正しくは「Medium Frequency」である。こちらは製品版でも修正されていない。
●関連リンク: 周波数帳2014-2015(三才ブックス)
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