緯度と経度から算出した6桁の文字列で地球上の位置を表示する「GL(グリッドロケーター)」は、いまどきのアマチュア無線家に馴染みが深く、QSLカードに表記している局も少なくない。JARLも異なるGL番号(スクエア)を集めて完成させるアワード「WASA」を発行中だ。…とは言っても、GLを調べるのは意外に大変。実は、QSL印刷メーカーの「アイカラー(株式会社諏訪印刷)」が、“住所”や“施設名”などのキーワードから一瞬でスクエアを検索表示する、ユニークなコーナーを同社Webサイト上に設置している。
地球上を碁盤の目のように細分してその位置を示し、6桁で構成(アルファベット2桁+数字2桁+アルファベット2桁)されるグリッドロケーター(GL)。これはヨーロッパが発祥と言われ、現在は自局のGLをQSLカードに記載しているアマチュア無線家も多くなってきた。
そこで便利なのが、QSLカード印刷メーカーの「アイカラー」がWebサイトで提供しているコーナーだ。なんと「住所」や「施設名」などのキーワードを入力するだけで、一瞬で目的地の地図と6桁のGLを表示するというサービスである。
JARLのWASAアワードなどでGLを集めるアワードに挑戦中の人は、相手局の運用地のGLが気になるもの。このサイトで相手局の運用地のGLを掌握すれば、交信中に「そこのGLは○○と思われるので、確認してQSLカードに明記をお願いします」とリクエストすることもできるだろう。また、Turbo HAMLOGにあるGL欄を全部埋めたいという人にも役立つ。
とにかく、相手局がアナウンスした「道の駅」の名称(例:「道の駅とみうら」)とか、海外の国名や地名、島の名前(例「ブーベ島」「ヒューストン」)などからでも、一発でGLが表示できるのは便利。データベースはGoogleMapを利用しているので、海外の名称でもカタカナで入力できる。なお、一度マーカーが表示されれば、それをマウスで動かして、位置を調整することも可能だ。
「マップを動かして、任意の場所のGLを表示する」とか「緯度経度を打ち込んでGLを算出・表示する」というサービスを提供するWebサイトは複数あるが、それらと併用してみると、GLに一層の興味が湧き、“GLハンティング”が楽しくなるかもしれない。まずは下記関連リンクから、アイカラーのサービスをチェックしてみてはいかがだろうか。
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