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<インパクトは十分!その実用性は!?>「ニコニコ動画」に超ビッグな“抵抗”と“ダイオード”を作ってみた…という気になる投稿

アマチュア無線家にとって“自作”というキーワードは親しみやすい。「電子工作」という文字に思わず反応してしまう性(サガ)を持つ人種でもある。電子パーツとして基本中の基本となるのが、「抵抗」「コンデンサー」「ダイオード」「トランジスター」「IC」という馴染みの部品たち。最近ではチップ化され、手に負えないほど小さなサイズになったものもあるが、一般的に扱えるサイズと言ったら、リード線が付いたタイプの部品だろう。そんな見慣れた「抵抗」と「ダイオード」を、超ビッグなサイズで作ってしまったという動画が「ニコニコ動画」に投稿され、話題となっている。

 

 

ニコニコ動画に投稿された「巨大電子部品を作ってみた」。多くの書き込みコメントが並ぶ

ニコニコ動画に投稿された「巨大電子部品を作ってみた」。多くの書き込みコメントが並ぶ

 

 

 日本を代表する動画共有サイトの1つ「ニコニコ動画」。視聴者からの書き込まれたコメントが画面に流れる動画サイトとして有名だ。今回、ニコニコ動画の「ニコニコ技術部」に投稿された動画のタイトルは「巨大電子部品を作ってみた」という、文字通り超ビッグな電子部品を製作したという内容だ。関心の高さがうかがえるように、再生回数は4万回以上、コメントも700を超えている。

 

 投稿者によると、世界が小型化にやっきになっているというように、限界の追求にロマンを感じるが、集積化には到底太刀打ちできないので残る道は“巨大化”しかないと。

 

 百聞は一見にしかず、何も言わずに動画を見てほしい。リード線を含めた全長は75cm、本体サイズは15cm、重量約551gの抵抗と、約1.5kgもあるという整流ダイオードが登場する、その迫力を! ちなみに抵抗のカラーコードを見ると、「100Ω±5(茶・黒・茶・金/10×10±5)」だと確認できる。

 

 

 
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 リード線を含めた全長75cmもある100Ωのカーボン抵抗(炭素皮膜抵抗器)

 

 

 この動画を見たコメントには「秋月あたりに置いてもらうかw」「セメント抵抗ってこれのことか(違)」「この際トランジスタも作ってしまおう(提案)」「導線に抵抗ありそう」「無駄な抵抗wwwwww」「大きさの割に100Ωしかないwww」「中学の技術科の教材にできそう」「今度はコンデンサー作ってくれよ~頼むよ…」などなど、驚きの言葉が並ぶ。

 ある無線家は「この発想はたしかにないし、無駄の極み、誰が得するのか?わからない。無駄、ゴミ…」「だけどそこにあるのは、真の技術者のみもつパワーかと…」「形状もカラーコードもダイオードの“4007”の刻印もあって、よほど部品を見慣れてないとあの形にするのは難しいと思う」と、絶賛している。

 

 

 
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こちらはビッグな整流ダイオード。右は今回使用したセメントや塩ビ管などの材料

 

 

 動画を見る限り、巨大サイズだからと言って実用性はどうかと言えば、一般的な部品にセメントや塩ビ管で巨大な“側”を付けただけだと思われるので、性能はオリジナルのままらしい。

 ちなみに、この抵抗とダイオードを製作し動画をアップしたのは高校生。Twitterアカウントを見ると、「手のひらサイズ」の巨大なトランジスタ(2SC1815)も製作したようだ。

 

 なお、ニコニコ動画を楽しむには予め登録が必要で、無料の「一般会員」と有料の「プレミアム会員」のプログラムが用意されている。ウィキペディアによると、一般会員登録者数が約3215万人、有料会員は約200万人、モバイル会員は623万人(2013年6月現在)としている。

 

 

 

●関連リンク:

・巨大電子部品を作ってみた(ニコニコ動画)

・電子部品(ウィキペディア)

・抵抗のカラーコード(抵抗値)の読み方(JARL Web)

・ニコニコ動画

・ニコニコ動画(ウィキペディア)

 

 

 

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