レーダー探知機やドライブレコーダー、各種通信機器の製造販売などで知られる株式会社エフ・アール・シーから、緊急地震速報や緊急警報放送の自動受信に対応し、FMラジオとアナログ防災同報無線が聞こえるポケットタイプの「防災ラジオ」、NX-109RD(オープン価格)が発売となった。
「株式会社エフ・アールー・シー」は、レーダー探知機やドライブレコーダーなど自動車用のエレクトロニクス機器や、防犯カメラ、液晶モニターといった商品の販売のほか、日本のアマチュア無線機器やアンテナの卸販売(メーカーと直接取引をしていない、地方のショップなどに商品を供給)の大手として業界内では知られた存在だ。
そのエフ・アール・シーから「防災ラジオ」という愛称のポケット受信機、NX-109RDがNEXTECブランドで発売された。FMラジオ放送のほか、60MHz帯のアナログ同報無線が受信可能で、さらに「緊急地震速報」や「緊急警報放送(津波警報など)」の自動受信にも対応している。
同社サイトによると、おもな特徴は下記のとおりだ。
<NX-109RDのおもな特徴>
・アナログ防災同報無線の受信
・緊急地震速報、緊急津波速報、緊急警報放送対応
・速報、警報信号を受信するとLEDと音で知らせる
・電源が入っていない時でも防災同報無線、地震速報、緊急警報放送を監視
・バッテリーを内蔵しているため停電時にも受信可能
・充電はスマートフォンと同じmicroUSBが使用可能
・LEDライトを搭載しており緊急時に非常灯としても使用可能
・非常用アラーム(サイレン)機能搭載
・FMラジオモード
・防災同報無線受信モード
<主要スペック>
・サイズ:60W×100H×16Dmm
・使用可能時間(監視モード:電源が切られている状態):
警報+防災:25時間
警報のみ:30時間
・アンテナ:ロッドアンテナ装備(83~287mm)、外部アンテナ端子なし
・受信周波数帯:
防災同報無線 68.205~69.795MHz(15kHzステップ)
FMラジオ 76.0~90MHz(100kHzステップ)
・防災信号検出方式:
防災同報無線 指定周波数のキャリア検出
緊急地震速報 NHK地震速報チャイム音検出
緊急警報放送 ARIB標準規格BTA R-001 FSK検出
・電源電圧:
DC IN運用時 DC5V(microUSB)
本体電池運用 DC3.7V
・充電時間:約5時間(バッテリーは100mAh、充電電流は0.2A)
・温度範囲:0℃~50℃
・消費電流:
監視モード 30mA(同報無線Save時)
FMラジオモード 100mA
防災同報無線モード(待機時) 60mA
・オーディオ出力:300mW
普段はFMラジオの受信に使用し、いざという場合にはアナログ防災同報無線のチェックも可能。さらにFMラジオで送られてくる“もうすぐ地震波が到達する”という「緊急地震速報」と、津波警報などで使われるピロピロ音の「緊急警報放送」の自動受信もできるというのは便利だろう。価格はオープンプライスだが、実勢価格5,000~6,000円程度で購入できるのも手軽だ。詳細は下記関連リンクで確認して欲しい。
●関連リンク:NX-109RD(株式会社エフ・アールー・シー)
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