電波時計を利用しているハムも多いだろう。電波時計は標準電波の送信情報を受信して、時刻を正確に合わせる仕組み。当然、電波を受信できなけば、電波時計としての役割を果たさない。今回、独立行政法人 情報通信研究機構(NICT)の委託を受けた日本アンテナ株式会社が、インターネットを活用した「電波時計用NTPリピータ」に関するアンケート調査を実施している。
現在国内では、「福島長波局(おおたかどや山:40kHz)」と「九州長波局(はがね山:60kHz)」の2地点から、正確な時刻を伝える標準電波の送信情報を送っているが、電波をキャッチできなけば電波時計としての役割を果たさない。
そこで標準電波の発射や管理を行っている独立行政法人 情報通信研究機構(NICT)では、「電波時計用NTPリピータ」という、インターネットを利用して時刻を中継し、空港や地下鉄の駅など、より正確な時刻を必要している場所や、競技場、体育館など多くの時計を設置している場所、さらにこれまで電波が届かなかった外国で、電波時計が使えるようにしようという取り組みを行っている。
その試作システムは「明石市立天文科学館(2013/11/1~2016/3/31 終了予定)」「ヤマダ電機 LABI1日本総本店池袋 6F時計売り場(2013/11/1~2014/3/31)」で展示され、そのほか、「ナレッジキャピタル1F The Lab. CAFE Lab.および3F裸眼立体映像」では展示調整中だという。
今回、独立行政法人 情報通信研究機構の委託を受け、日本アンテナ株式会社では「電波時計用NTPリピータに関するアンケート調査」が実施中だ。アンケート自体は数分で終わるレベル。ただし、お礼などは用意されていない。アンケート調査の期間も記載がない。興味のある無線家は、アンケートに協力してみてはどうだろうか。
●関連リンク:
・電波時計用NTPリピータ アンケート調査(日本標準時グループ)
●いったん広告です: