JARL主催の7大コンテストの1つ、「全市全郡コンテスト」が10月12日21時から24時間の日程で開催中だ。多数の局が参加しているが「HFハイバンドのコンディションがいまひとつ」との声もある。
10月12日(土)21時00分から13日(日)21時00分までの日程で、JARL主催の「第34回全市全郡コンテスト」が、3.5/7/14/21/28/50/144/430MHz帯と、1200MHz帯以上の各アマチュアバンドで開催され、バンド内がコンテスト参加局で賑わっている。下の画像は13日午前11時にスペクトラムスコープで確認した7MHz帯CWのバンド混雑状況だ。コンテスト使用周波数帯の7.010~7.030MHzがほとんど隙間なく埋まっているのがわかる。

全市全郡コンテストで賑わう7MHz帯CWを、IC-7800のスペクトラムスコープ機能でチェック。コンテスト使用周波数の7.010~7.030MHzが見事に埋まっているのがわかる=10月13日11時撮影
Twitterによるアマチュア無線家のつぶやきなどからは「参加局数が少ない感じがする」「昨年の同時間帯よりも総交信局数で1割減少」「HFハイバンドのコンディションがいまひとつ」といった声もあるようだが、貴局のエリアや参加部門ではいかがだろうか?
なおビギナーやカムバック派のアマチュア無線家からは「コンテストの使用周波数帯がわかりづらい」という声もあるので、JARLのコンテスト規約にある「コンテスト使用周波数帯」をここに転記しておこう。
残り約9時間、参加各局の健闘を祈りたい。
●JARL制定の「コンテスト使用周波数帯」(JARL Webより)
バンド |
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3.5MHz帯 | 3.510~3.525MHz | 【AM/SSB】3.530~3.565MHz |
7MHz帯 | 7.010~7.030MHz | 【AM/SSB】7.060~7.140MHz |
14MHz帯 | 14.050~14.080MHz | 【AM/SSB】14.250~14.300MHz |
21MHz帯 | 21.050~21.080MHz | 【AM/SSB】21.350~21.450MHz |
28MHz帯 | 28.050~28.080MHz | 【AM/SSB】28.600~28.850MHz |
【FM】29.200~29.300MHz | ||
50MHz帯 | 50.250~50.300MHz | 【AM/SSB】50.300~51.000MHz |
【FM】51.000~52.000MHz | ||
144MHz帯 | 144.050~144.090MHz | 【AM/SSB】144.250~144.500MHz |
【FM】144.750~145.600MHz | ||
430MHz帯 | 430.050~430.090MHz | 【AM/SSB】430.250~430.700MHz |
【FM】432.100~434.000MHz |
【注1】A2A電波による電信はAM/SSB、F2A電波による電信はFMの使用周波数帯とする。
【注2】51.000MHzは、FMの使用周波数帯とする。
*この周波数表記は、バンドプランの周波数表記方法と同じで、各周波数は電波のスペクトラムの境界を表わしています。 たとえば、7MHz帯のSSBでは 7.060-7.140となっていますが、7MHz帯においてはLSB電波を使用しますので、トランシーバの周波数表示(キャリアー表示)では7.063-7.140の間で運用しなければいけない…ということになります。
●関連リンク:
・市郡区番号リスト(JARL Web)
・2012年(第33回)開催の全市全郡コンテスト入賞局と得点リスト(JARL Web)
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