2016年7月16日(土)と17日(日)の2日間、「第21回 関西アマチュア無線フェスティバル」が大阪府池田市の「池田市民文化会館」をメイン会場にスタートした。午前10時からJARL高尾会長(JG1KTC)をはじめ、JARD有坂会長(JA1HQG)、アイコム株式会社の井上会長(JA3FA)、大阪府池田市の倉田市長らによるオープニングのテープカットが行われた。
メイン会場となった大阪府池田市の「池田市民文化会館」
午前10時からオープニングセレモニーが行われた
昨年開催されたKANHAM2015は、開会直前に台風11号が通過し大変な状況だったが、今年は蒸し暑いものの好天に恵まれ、多数のアマチュア無線家が来場した。まずは気になる各メーカーブースの展示状況を紹介しよう。
八重洲無線はHF~50MHz帯のオールモードコンパクト機、FT-891を展示。同製品は現在生産中で、技適証明が発行され次第出荷する予定という説明だった
同時発売となるアンテナチューナーのFC-50。上部にFT-891を乗せ、簡単に固定できるように工夫されている
HAM STARのRRS-PiとFT-991を使用した遠隔操作のデモンストレーションも行われておいた。FT-991のディスプレイ前に取り付けられたのは小型のWebカメラ
JVCケンウッドは5月の米国「デイトン・ハムベンション」で展示したAPRS&D-STARの新ハンディ機の予告チラシ(日本語版)を配布。8月に東京で開催される「ハムフェア2016」では試作機を展示できる見込みという。価格は未定で発売は2016年内を予定
アルインコはアマチュア機や受信機のほか、超小型の特小トランシーバ「ラペルトーク(DJ-PX5)」を展示。まもなく出荷開始ということだった
ラペルトークはシルバーとブラックの2色展開だが、ピンク/白の試作品も参考出品されていた
アイコムはHF/50MHz帯のコンパクトなオールモード機、IC-7300を実動展示し注目を集めた
IC-7851の実動展示とRS-BA1による遠隔操作のデモンストレーションも実施
CQ出版社は「オリジナル・モールスシリーズ」の新製品として、1台でモールス解読とキーヤ機能を搭載した「CW-49」(予価25,800円+税)を参考展示。ハムフェア2016の会場で先行発売を予定するという
CW-49のフロントパネル。製造はGHDキーだという
CW-49の側面にある入出力端子類
会場前には第一電波工業の新・無線デモカーが初登場。今回は国産ワゴン車ベースだ
新・無線デモカーの運転席には多数のアマチュア無線機、デジタル簡易無線機などを装備
新・無線デモカーの居室部分。冷蔵庫のほか、個室トイレも設けられている
座席下にはサブバッテリーと充電システムを搭載
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会場内の様子を細かくチェックしました。