2017年の「第22回 関西アマチュア無線フェスティバル」は2日間好天に恵まれ、無事に閉幕した。主催者側によると、今回の入場者数は初日の7月15日(土)が5,500名、2日目の16日(日)が4,000名の合計9,500名で過去最高を記録したという。その2日目の会場スナップを紹介しよう(1日目のスナップはこちら)。
KAMHAMの名物といえば、関西のJARL関係者などが登壇しテレビの人気番組さながらの“言いたい放題”を行う「JARLそこまで言って委員会」だ。今年も16日の10時30分から小ホールで行われ、JARL大阪府支部長であるJR3QHQ 田中氏の司会で「“ハム資格を持たない小中学生にも記念局の運用体験を”という要望書を携え、田中氏ら関ハムと関西ARISSの関係者が総務副大臣に面会した際、制度の実現には“JARLとしての要望書”が必要と言われた。JARL本部にすぐそれを報告したが、いまだに提出されていない」という件や、「理事の“75歳定年制”と“重任制限”に関する覚書を見直す動き」などをテーマに取り上げた。
さらに今年のJARL定時社員総会の第1号議題で「前任の関東地方本部長による不適切な会計処理」と指摘された問題について取り上げ、当事者である前・関東地方本部長のJH1XUP 前田氏が「通常総会で言われているようなことはまったく事実ではない」とし、以下の要旨を語った。
「本部長の予算は毎年決まっている。お金そのものは会計が通帳に持っている。地方本部長はいろいろ使ったお金の領収書を会計に出し、会計が地方本部長に振り込む仕組みになっている。会計監査もいるので勝手な飲み食いなどはできない。
今回問題になったのは、地方本部長の交通費と、ハムフェアに関東地方本部がブース出展した際のパネル費用(計9万円)。そういうものがある意味で予算を少し超えた。これらは3月に期末となるので、どこの地方本部も3月で決算する。3月で切れたものを4月に精算した。
しかし(通常選挙がある年の)4月からは、次の地方本部長が担当することになる。ところが実際は次の地方本部長は6月まで決まらない。だからどこの地方本部でも、4月・5月・6月の予算は、前の期の本部長が執行せざるを得ない。そのため、前の期で多少の赤字があったものを次の期で補充した。
私も会社をやっているが、こういう処理は不思議なことではない。(当年度の)予算の中できちんと吸収できればそれに越したことはないが、必要な経費は使わざるを得ない。たまたま期末に赤字になったので、次の期で補填したに過ぎない。
それについて、最初は監事から“未払い処理をするべきだ”という話があったが、JARLには未払い処理の規定がなく、未払い処理の伝票もないのでやりようがなかった。変な目的で使った費用ではなく、その点でも問題はない」
なお「JARLそこまで言って委員会」の内容は、JJ1WTL 本林氏のブログに詳細なメモが掲載されている(本記事末尾にある関連リンク参照)。
そのほか、会場内の模様をスナップで紹介していこう。
●関連リンク:
・第22回 関西アマチュア無線フェスティバル(KANHAM2017)
・Log: JARLそこまで言って委員会(JJ1WTL 本林氏のブログ「CIC」)
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