アマチュア無線の月刊誌「CQ ham radio」は、このほど1アマから3アマまで女性6名で“女子無線部”の「ケセランパサラン」を発足させた。現在は社団局のコールサインを申請中で、編集部がある東京都文京区のビル内にシャックルームを設置、アンテナを屋上に建設する準備を行っている。活動の模様は同誌の記事内とWebサイト「CQ ham radio WEB MAGAZINE」に掲載されている。
「CQ ham radio」誌は創刊70周年の企画として、2016年9月号で20代の“理系女子”3人にアマチュア無線に関するインタビューを掲載した。これをきっかけにハムに興味を持った女性が次々に国家試験に合格し、個人局の開局を果たしたという。しかしアクティビティーが今ひとつ上がらないことから、「社団局を立ち上げて、みんなで一緒にアマチュア無線を楽しんでいこう」ということになり、このほど“CQ女子無線部”の「ケセランパサラン」が発足した。
クラブ名については、『電波はたんぽぽの綿毛のように、ふわっと自由に飛んでいき、どこか分からない場所に着地するので、tampopoクラブという名称が一押しでした。
しかし、幼稚園のクラス名ぽいという意見もあり、議論が硬直していました。
そのときに「ケセランパサランはちょっと大きいタンポポの綿毛みたいじゃん」という意見が出ました。ケセランパサランとは、小さな妖力を持つ妖怪ともいわれているもので、幸せを呼ぶものとして語られています。電波に乗ってみんなに幸せを運ぶようなクラブになるようにという思いを込めて、この名前に決定しました』と命名の経緯が記事内で紹介されている。
同誌によると社団局のメンバーは、会長がCQ ham radio編集部員の高橋 舞さん(JI1VCQ)、理事が矢島佳澄さん(JJ1DAB)、山口理恵さん(JJ1DDM)、飯塚留美さん(JJ1DAI)、高橋美智子さん(JO1GST)。監事が鈴木あやこさん(JI1NME)の6名。社団局の無線機としてFT-991AMを用意し、まずは144/430MHz帯の運用を行うため秋葉原の無線ショップに“女子感のある基地局アンテナ”を調達しに行く様子が同誌11月号とWebサイト「CQ ham radio WEB MAGAZINE」で公開されている。
また「CQ ham radio WEB MAGAZINE」では、女子無線部の発端となった2016年9月号の記事から現在に至るまでの活動がわかる記事が掲載されている。
★ものづくり系”起業女子”から見た アマチュア無線の世界(2017年8月18日掲載)
アマチュア無線の新たな魅力・可能性を発見すべく、面白いことに敏感でアグレッシブな「20代起業女子」に集まっていただき、アマチュア無線はどう見えるのかを、ざっくばらんにお話ししてもらいました。
★突撃取材! アメリカのアマチュア無線ショップ「HRO」に行ってきました!(2017年10月12日掲載)
アメリカのアマチュア無線グッズ・ショップ Ham Radio Outlet(以下、HRO)に行ってきました。HROは、アメリカに14店舗を構えるアメリカ最大のハムショップで、無線グッズの品揃えがとにかく豊富!
★女性限定!第3級アマチュア無線技士試験勉強会(2017年10月13日掲載)
2016年9月28日(水)、アマチュア無線に興味を持った女性の免許取得をサポートするため、試験勉強会を開催しました。
資格取得についてはインターネットなどに多くの情報が掲載されていますが、1人で勉強するのは心細いし、仲間と一緒に勉強すると楽しいですよね! 勉強は1人でするものだって男の人は言いそうですが、女子は違うんです! みんなで問題を出し合ったり、覚え方を教え合ったり、ワイワイやりたいんです。
★合格できるのか!? 第3級アマチュア無線技士受験レポート(2017年10月14日掲載)
11時に会場入口で待ち合わせ。待ち合わせ時間まで問題集を見続ける矢島さん。山口さんは、昨日の夜、勉強しまくってちょっと遅刻した~っとタクシーで到着。早速、ビルの中へ!
入口には、JARL入会の説明のためのブースが設置されていて、なんとJARL会長 髙尾さんもいらっしゃいました。本当にびっくり! 合格祈願を願って一緒に記念撮影です。
★本音炸裂!20代女子の無線機選び(2017年10月15日掲載)
免許が取得できたら、次は無線機選びですよね! 秋葉原電気街にあるハム・ショップ「ロケット」に、3アマの免許取りたての女子2名が来店。ロケットのスタッフ、小松さんと大久保さんにいろいろ教えてもらいながら、無線機選びをしました。
20代女子は無線機のどこに興味を持つのか? 新しい世代の価値観をご覧ください。
★簡単?難しい? アマチュア局開局の電子申請にTRY!(2017年10月16日掲載)
無線局の開局申請には、書面で申請する方法と、電子申請システムで行う方法があります。50W以下の開局の場合、書面での申請は4,300円(収入印紙)、電子申請は2,900円(電子納付)と、電子申請の方がお得です。
お得に敏感な女子はもちろん電子申請!今回は無線女子の開局申請の様子をお届けします。
★電波を初送信! 無線女子のオペレート勉強会(2017年10月17日掲載)
勉強会でアマチュア無線技士の免許を取得した女子も局免持ちになりました。これからがアマチュア無線本番です。今回は、ベテラン1アマ女子のJO1GST 高橋さんのアドバイスを受けながら、初めてのオペレートにチャレンジします。
★CQ女子無線部『ケセランパサラン』発足(2017年10月18日掲載)
本誌創刊70周年企画として、20代女子3人にアマチュア無線についてインタビューしてから1年。興味を持った女子が無線従事者になり、開局しました。
アマチュア無線を楽しみ続ける次のステップは、仲間づくりです。とある平日の夜、YLハム5人が会議室に集まりました。その目的は、女子無線部を立ち上げるためです。
★【CQ女子無線部ケセランパサラン活動記】GPアンテナを設置する(買い出し編)(2017年10月19日掲載)
CQ女子無線部「ケセランパサラン」が始まりました。1つずつ学びながら、自分たちの力で歩み始めます。
クラブ局で運用するために必要なもの… それはリグとアンテナです。今回は、矢島さん(JJ1DAB)と山口さん(JJ1DDM)と一緒に、秋葉原にあるアマチュア無線ショップ「ロケット」で、店員の大久保さんにいろいろと教えてもらいながら、アンテナやアンテナ設置に必要なものを購入しました。
それぞれの記事は下記関連リンクにある「CQ ham radio WEB MAGAZINE」の「女子無線部」タグから閲覧できる。
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