日本国内の各アマチュア局について、許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報が、コールサインなどから検索できることで知られる総務省のデータベース「無線局等情報検索」が、2018年2月17日現在のデータに更新された。このデータベースによるとアマチュア局として「428,417局」の免許情報が登録されている。前回、2018年2月3日現在の登録数から435局減少した。なお、その時点での更新では未割り当て状態となっているコールサイン「JJ1JJJ」の検索結果に表れず、未発給状態が続いていることが判明したとお伝えしたが(2018年2月26日記事)、今回のデータ更新から、茨城県ひたちなか市のアマチュア局に再発給されていたことがわかった。
総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。検索対象となる無線局の免許データの更新はおおむね2週間ごとに行われ、今回2018年3月12日に「2018年(平成30年)2月17日現在」のデータに更新された。
同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「428,417局」の免許状情報が登録されている。前回2018年2月26日に更新された2018年2月3日現在のアマチュア局は「428,852局」だったので、この間に登録数が435局少なくなったことになる。
なお、1982年(昭和57年)12月にスタートした「パーソナル無線」は、有効期限が残っている一部の局を除き2015年(平成27年)11月30日をもって使用期限を迎えたが、今回更新されたデータベースによるとパーソナル無線局として「1,574局」の免許情報が登録されていた。前回、2018年2月3日現在の登録数は「1,602局」だったため、この間に「28局」が免許を失効したと思われる。
↓この記事もチェック!
未割り当ての「JJ1JJJ」は再発給されたか!? 関東、東海、北陸の3エリアで発給進む----2018年1月27日時点における国内アマチュア無線局のコールサイン発給状況
<免許状の有効期限まで継続運用可能>900MHz帯の「パーソナル無線」は、平成27年11月30日以降も使用できる!!
例えば一般社団法人 日本アマチュア無線の中央局「JA1RL」で検索すると、「移動しない局」と「移動する局」の2つの免許状情報が表れる
●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省 許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
●いったん広告です: