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<大変です! 2月22日(日)に一時“0(ゼロ)”を記録>太陽黒点相対数(SSN=サンスポットナンバー)低迷、QSBを伴う不安定なコンディション続く

お空のコンディションの指針となる太陽黒点数(SSN=サンスポットナンバー)。国立研究開発法人 情報通信研究機構の「宇宙天気予報」を参考にしている無線家も多いだろう。その「太陽黒点相対数の推定値」で、三連休中日の2026年2月22日(日)に、一時、黒点がまったく現れない“0(ゼロ)”を記録(観測地点4か所)して話題になった。数時間後に観測地点が13か所に増えた平均値では「3」となったが、太陽活動が勢いを欠いていることは間違いない。世界中のDXerからの要求度が高いエンティティの1つ、南氷洋に浮かぶ“世界で最も人里離れた孤島”と言われる「ブーベ島」(ノルウェー領)からのDXペディション「3Y0K」もまもなく始まると言われているなかで、実際のコンディションはどう推移するのだろうか。

 

 

日本時間の2026年2月22日(日)、観測地点4か所のデータから、黒点がまったく現れない“0(ゼロ)”を一時記録(左)。その数時間後に観測地点が13か所に増え「3」となった

 

 

 2020年から始まった「サイクル25」は、すでに下降期に入っているが、それにしても太陽黒点数が“0(ゼロ)”というデータを目にしたときは驚いた無線家も多かったようだ。東京都三鷹市の国立天文台(NAOJ)の太陽観測科学プロジェクトは「三鷹の観測で黒点相対数R=0になるのは2022年4月11日ぶりですが、極小期を迎えるのはまだ先です」と述べている。

 

 この三連休中は、米国のアマチュア無線連盟である、ARRL(American Radio Relay League)が主催する電信(CW)部門DXコンテスト「ARRL International DX Contest CW」が開催(日本時間の2月21日(土)9時から2月23日(月・祝)9時までの48時間)され、多くのコンテスターが参戦した。JAからは交信の相手局はW/VE局(本土局)となる。さすがWが中心のDXコンテストだけあって、“ビッグガン”と呼ばれる局を中心に、各バンドで賑わいをみせていたようだ。もちろん無線設備の差で体感は大きく違うだろう。中には「10mバンドは朝に少しW本土が聞こただけで、早々にコンディションが変わってしまった」というリポートもある。

 

 1月からスタートしたカリブ海の珍エンティティ、Desecheo IslandからのDXペディション「KP5/NP3VI」は、環境保護のために100W出力にバーチカルアンテナという設備で運用し、さらにFT8ではマルチストリーム運用を行っているため、JAでは交信が非常に厳しい状況が続いている。期待されたHFハイバンドはコンディション不振が影響し「1、2年前と比較すると明らかにハイバンドのコンディションが落ちている」と実感する声がある。

 

 太陽活動低迷にも関わらず、弱い磁気嵐も発生。2月22日(日)、太陽黒点数が太陽側のコンディション数値ならば、HF帯には15以下が望ましいと言われる地球側の地磁気活動を表す「A-Index」が「8」、HF帯には3以下が望ましいと言われる「K-Index」は「5」という状況である。“0(ゼロ)”を記録した太陽活動の低迷を感じるほどでもない。

 

 

直近1か月間の太陽黒点相対数(SSN=サンスポットナンバー)の推定値。2026年2月3日(火)に「168」を記録して、そのあとは低下傾向が続いている(宇宙天気予報のWebサイトから)

「太陽黒点情報 宇宙天気情報センター」のWebサイトに掲載された2026年2月23日(月・祝)の太陽黒点映像。黒点が肉眼では見当たらない(宇宙天気予報のWebサイトから)

地磁気(地球固有の磁場)の値から算出し、対数的に区分した28段階で表現する「K-Index」。HF帯には3以下が望ましいと言われるなかで、ご覧のような状況だ(宇宙天気予報のWebサイトから)

SPACE WEATHER PREDICTION CENTERが公表した太陽黒点相対数(SSN=サンスポットナンバー)。予測(青線)に反して、2025年は実測値(黒線)が下回るケースが多かった(SPACE WEATHER PREDICTION CENTERのWebサイトから)

 

 

●関連リンク:
・3Y0K DXペディション
・The ARRL Solar Update/ARRL太陽活動最新情報(ARRL NEWS)
・SOLAR CYCLE PROGRESSION(SPACE WEATHER PREDICTION CENTER)
・地磁気擾乱(宇宙天気予報)
・宇宙天気情報センター
・太陽黒点(宇宙天気情報センター)

 

 

 

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