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<標準電波や電離層観測でおなじみ>情報通信研究機構(NICT)、創立10周年などを記念し3月15日から「8J10NICT」を運用

独立行政法人情報通信研究機構(NICT)の創立10周年と、鹿島支所開設50周年、関西支所(KARC)開設25周年という節目の年(アニバーサリー)を記念し、3月15日から9月15日までの半年間、同機構の職員有志を中心とするアマチュア無線家たちによって、「無線研究施設アニバーサリー記念局」の8J10NICTが運用される。

 

独立行政法人情報通信研究機構(NICT)は今年4月に創立10周年迎える(同資料から)

独立行政法人情報通信研究機構(NICT)は今年4月に創立10周年迎える(同資料から)

 

 標準電波「JJY」や、電離層の観測などでアマチュア無線家にもなじみが深い、独立行政法人情報通信研究機構(NICT、本部・東京都小金井市)が、2014年4月に創立10周年を迎える。また、同機構の鹿島宇宙技術センター(茨城県鹿嶋市)の前身となる施設が1964(昭和39)年に開設されてから50年が経過した(この施設を使って、東京オリンピックのテレビ映像が全世界に衛星経由で配信されたことが知られている)。さらに1989年(平成元年)に同機構の前身組織が神戸市に基礎研究拠点「関西先端研究センター(KARC)」を開設し、今年で25年になる。

 これら3か所の無線研究施設のアニバーサリーを記念して、NICTの職員有志を中心とするアマチュア無線家が、期間限定の記念局「8J10NICT」を、きょう3月15日の午後から運用を開始する。

 運用は今後、NICT本部(東京都小金井市)を本拠地として行うほか、NICTゆかりの地として鹿島センター(茨城県鹿嶋市)、関西先端研究センター(神戸市)、横須賀リサーチパーク(横須賀市)、東北大学(仙台市)、北陸リサーチセンターなどでの移動運用や、展示会や科学イベントへ出展、ハムフェア、青少年のための科学の祭典東京大会 in 小金井などからの運用も計画している。

 

●「8J10NICT」記念局の概要

 

・運営主体(免許人):無線通信研究アニバーサリーアマチュア無線記念局リレー実行委員会

・識別信号:8J10NICT(エイト・ジェー・ワン・ゼロ・エヌ・アイ・シー・ティー)

・開設期間:2014年3月15日~9月15日

・常置場所:東京都小金井市貫井北町4-2-1(独立行政法人情報通信研究機構本部内)

・開設形態:JARL以外が開設する局(移動する局)

 ※社団局JR1YPUの識別信号を2014年3月15日~9月15日に限り「8J10NICT」に変更

・運用予定の周波数、空中線電力ほか:

 3MA 1910kHz 50W

 3HA 3537.5kHz 50W

 3HD 3798kHz 50W

 A1A 4630kHz 50W

 3HA 7100kHz 50W

 2HC 10125kHz 50W

 2HA 14175kHz 50W

 3HA 18118kHz 50W

 3HA 21225kHz 50W

 3HA 24940kHz 50W

 3VA 28.85MHz 50W

 3VA 145MHz 50W

 3VA 435MHz 20W

 4SF 1280MHz 10W(常置場所以外では1W)

 

 

 なお、本記念局は次世代の技術者、研究者を育成する観点から、無線技術に興味を持つ青少年への啓蒙に力を入れて運用を行う予定だという。「オペレーターとして中学生、高校生、大学生のハムが参加するため、オペレートに不慣れでスムーズな運用ができない場合も多々あると思われるので、そのときはご理解と、オペレータを励ましてほしい」と実行委員会では呼びかけている。

 

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2014年「8J10NICT」の運用を皮切りに、実行委員会では毎年、リレー式によるアマチュア無線記念局の開設、運用を計画している(同資料から)

 

 

●関連リンク:

・8J10NICT専用Webサイト

・8J10NICT運用計画(予定)

・8J10NICT紹介資料(PDF型式)

・無線通信研究アニバーサリーアマチュア無線記念局リレー

 

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