第四級、第三級アマチュア無線技士の養成課程講習会や、上級ハム国試受験のための通信教育講座を開催している株式会社キューシーキュー企画が、このほどWebサイトを全面リニューアルした。さらに過去5年間(平成21年度~25年度)に行われた第一級・第二級アマチュア無線技士国家試験、合計15回分の「申請者数」「実際の受験者数」「合格者数」「合格率」をわかりやすいグラフで公開し、話題を集めている。
キューシーキュー企画はWebサイトを5月14日に全面リニューアルし、同社の行っている事業(4・3アマの養成課程講習会、1・2アマの国家試験対策の通信教育講座、各種の問題集の販売)が、よりわかりやすく閲覧できるようになった。また今後は「アマチュア無線ってなんだろう?」「無線従事者資格あれこれ」といったコンテンツも追加する予定という。
ところで同社は、リニューアルされたWebサイトの中で「平成21年4月期~平成25年12月期 第一級及び第二級アマチュア無線技士国家試験受験状況」という興味深い資料をPDF形式で公開している。
これは日本無線協会が発表している各期ごとの上級ハム国試の試験結果をまとめ、「申請者数」「実際の受験者数」「合格者数」「合格率(合格者数÷受験者数)」の関係をわかりやすいグラフに加工したものだ。
グラフは上記のとおり。1アマ、2アマとも、平成23年12月期から受験者が急増しているのは、同年10月1日から試験科目の「電気通信術」が廃止されたことによる影響と思われる。特に2アマは受験者数の増加が著しく、電気通信術の実技が上級ハム受験のネックになっていたことが推察される。
また平成23年12月期以降で見ると、受験者数は2アマよりも1アマのほうが多いことがわかり、さらに2アマは試験期によって合格率が大きく変動(反対に1アマは合格率がほぼ安定)していることが読み取れ、非常に興味深い。
なお同社は今後、「特殊無線技士国家試験受験状況」も、わかりやすいグラフ化を行って公開する予定で準備を進めているということで、こちらも注目していきたい。
●関連リンク:
・平成21年4月期~平成25年12月期 第一級及び第二級アマチュア無線技士国家試験受験状況 PDF(キューシーキュー企画)
・キューシーキュー企画
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