南大東島の東南東付近にある台風18号が、九州から四国、東海、関東地方へ近づく可能性が高まりつつある。気象庁によると、10月6日(月)早朝には四国沖に、その後は東海から関東地方に接近する可能性が高まってきたという。4日午前11時現在、中心付近の最大風速は50m/s、瞬間最大風速は70m/sという非常に強い勢力で、今後もあまり衰えずに日本列島へ接近する予想だ。
気象庁が10月4日(土)11時に発表した情報によると、台風18号は南大東島の東南東約140kmを1時間におよそ15kmの速さで北北西へ進んでいる。中心の気圧は935hPa、中心付近の最大風速は50m/s、最大瞬間風速は70m/sで、中心から北側600km以内、南側500km以内では風速15m以上の強風が吹いている。
この台風は今後、向きを東寄りに変え、10月6日(月)9時には三重県津市の南南東約80kmの北緯34度05分、東経137度00分を中心とする半径330kmの円内に達する見込みだ。中心の気圧は955hpa、中心付近の最大風速は40m/s、最大瞬間風速は55m/sが予想され、予報円の中心から500km以内では風速25m以上の暴風域に入るおそれがある。
予報円を見ると、5エリア沖から紀伊半島・東海地方沿岸を進み、6日昼前後に関東地方に上陸または最接近するコースが考えられる。勢力が非常に強く、最大瞬間風速も50m/s以上と極めて強いことや、暴風・強風の範囲が広いことから厳重な警戒が必要だ。最新の情報に注意しつつ、アンテナやタワーの強風に対する備え、万一の停電のためにバッテリーやハンディ機の準備、受信機やラジオなどの情報収集手段の確保、避難方法の確認などを早めに進めておきたい。
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