総務省は11月12日、無線従事者養成課程の対象を第二級アマチュア無線技士へ拡大するための無線従事者規則の一部を改正する省令案を電波監理審議会に諮問し「原案を適当とする」旨の答申を得た。また同省令案と関係告示等の改正案について、9月18日から10月20日まで行ってきた意見募集に寄せられた41件のパブリックコメントの内容と、それに対する同省の考え方を公表した。これにより「2アマ養成課程講習会」は、2015年4月以降の実施が確定的となった。
総務省によるプレスリリースは下記のとおり。また9月18日から10月20日まで行われた意見募集にはJARL、JARDや個人などから合計で41件のパブリックコメントが寄せられたが、「賛成」とするものは12件だった。同省は寄せられた意見を検討した結果、「講師の要件」や「電波防護指針と相互に関連する“整合”の授業の程度」を改めるなどの修正を行うと表明した。
電波監理審議会の答申を受け、同省は今後、関係省令等の改正準備に入り、改正を要する告示は公布の日から施行、そのほかの省令等は平成27年4月1日からの施行を予定していることから、「2アマ養成課程講習会」の平成27年度(2015年4月1日以降)の実施が確定的となった。
●関連リンク:
・無線従事者規則の一部を改正する省令案に係る電波監理審議会からの答申及び意見募集の結果(総務省 報道発表)
・無線従事者規則の一部を改正する省令案等に係る意見募集(平成26年9月17日発表)の結果
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